保護者向け

【荒瀬克己特別対談】元校長×元生徒会長―今こそ語らう、堀川高校 第二篇

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第二篇 荒瀬克己の葛藤

「元堀川校長」荒瀬克己 ×「元堀川生徒会長」坂上菖一郎。

第ゼロ篇 荒瀬克己の「堀川高校」、第一篇 堀川で得た「学び」では元堀川生徒会長坂上が堀川で得た「学び」、またその学びと京大特色入試の関係性を探った。

つづく第二編、荒瀬が抱いた“葛藤”とはいかに。

「堀川は温室だ」

荒瀬

どうですか、思いません?堀川は「温室だ」ってのを。

坂上

なるほど。

荒瀬

我々はとびっきりの温室を作ろうとしていたのかもしれません。風に当てないでね。あなた方が「自由に考えること」を守っていたんですよ。

荒瀬さんとしては「温室」がいいものだと?

荒瀬

温室から出たら風邪ひいたりですね、いわゆる“温室”というのはそこ以外では育たない可能性があって、それはよくないと思うんですよね。

ただね、今いうところの温室っていうのをもう少しよく言うと、「ハイマート」、つまりふるさと、なんでしょうね。極端な話、堀川の卒業生って、大学にいってもしょっちゅう集まってしゃべるのは堀川の同級生と、という人が多いと聞きます。そういう意味合いのものはたぶん大事だと思います。

とはいっても堀川の温室はなかなかしんどいもので。11期生の探究基礎委員長の有名な言葉で「たのしんどい」というのがあります。楽しいけどしんどい、しんどいけど楽しい。
そういう姿を、目指してほしいと思うわけです。

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反発して来い、一緒に成長しよう

荒瀬

ただし、堀川のやり方がすべていいとは思わずに、反発を通して学びを得るということもあるわけですよね。

実際学校に対して反発したことってありました? 『堀川高校』ってすでに権威であって、何をしてもよく見えてくるじゃないですか。黒板にも、壁にも、ロッカーがないことにも(笑)、生徒は堀川のすべてに誇りを持ってしまっている。

坂上

自分も実際にそっち側の人間で、その自覚を忘れてはならないと思っています。

学校に対する“反発”と言いますとそうですね…

少なからず生徒の中では堀川のやり方に疑問をもつ人もいます。ただ、それを表に出せないので反発にはなっていない。それ止まりといえばそれまでなんですけど…

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荒瀬

それって「どうして勉強しなければいけないんですか?」と言われて「キミ勉強しなければどうなると思いますか?」と答える、そういう教員が増えていたりするからでしょうか?

これって全然まともに答えていないんですよね。いつかわかりますよ、というのは。今知りたいのに。

答えることができない人のやる常套手段で。わからないなら「わからない」っていえばいいのに、「わからないから一緒に考えよう」って。それが堀川ですよ。

そんなふうに生徒に対したり、また、反発する生徒たちがそれを言葉にして出してくれたり、そのおかげで、私たちはちょっとカッコよく言うと「鍛えられた」わけですよ。
もし生徒が先生の言うことを聞いてばかりいたとしたら、私たちは気が付かなかったことがいっぱいあったんじゃないかな…

 

教員を目指す坂上に、荒瀬が伝えたいこととは。

続編<第三篇 教師がやるべきことは何か>はここから。

 

第ゼロ篇 荒瀬克己の「堀川高校」 
 ――荒瀬が目指した「堀川高校」はどういう生徒を求めているのか?

第一篇 堀川で得た「学び」 
 ――元生徒会長が堀川で得た「学び」・京大特色入試との関係とは。

第二篇 荒瀬克己の葛藤 
 ――「堀川のやり方がすべて正しいとは思っていない」その真意を探った。

第三篇 教師がやるべきことは何か 
 ――荒瀬の描く“教師のあるべき姿”とは。

第四篇 若者よ、すぐに答えるな 
 ――卒業生坂上に見えた、若者の理想。
 
番外編 堀川制服奮闘記 
 ――“世界にたった一つの”チェックのスカート。その秘密とは。

 

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