受験コラム

【京大・国語】センター二次試験別、国語勉強法&参考書まとめ

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国語の勉強法は「運」じゃない!

京大受験に向けて勉強している高校生にとって、「国語」はかなりとっつきにくい科目なのではないでしょうか?

英語や数学に比べて「何を・どんな風に勉強したらいいの?」といった状況に陥ってしまいがちな国語なのですが、決して「センス」や「運」だけで左右される科目ではありません。堅実な努力の積み重ねで必ず結果が着いてくる科目です!

今回は「センター試験」「京大二次試験」に分けて、現役京大生から国語の勉強法を伝授します!

目次

1. 現代文の勉強法

   1-1. センター試験

   1-2. 二次試験

2. 古文の勉強法

   2-1. センター試験

   2-2. 二次試験

3. 漢文の勉強法

   3-1. センター試験

   3-2. 二次試験

 

現代文の勉強法

—「なんとなく」の解答の一歩先へ!— 

センター試験・現代文の勉強法

現代文のセンター形式の問題を解く初めて最初のころに陥りがちなのが、「問題によって点数のバラつきがすごい!」という状況だと思います。特に小説。

なぜこのようなことになるかというと、まだ「なんとなく」で選択肢を選んでいるからなのです。

その「なんとなく」で解いていた問題達にたいして、「明確な理由をもって答えられる」ようになるのがセンター現代文攻略の鍵となるのです。

センター現代文の回答は決して適当に設定されえいるわけではなく、評論も小説も作成者側が理由を説明できるように作られています。つまり、論理的に問題文を辿っていくことさえできれば(理論上は)正解できるように作られているのです。

これに気づかないうちは「センター国語は運」という風にも思ってしまいがちですが(筆者も高3の春くらいまではそう思っていました)、上記のことを気にかけながら勉強していくと、問題の流れが読めてくるようになるはずです!

具体的な勉強法としては、以下の2つの種類にわけられます。

①テクニック的な勉強

これは過去問や模試の問題(過去問の方をおすすめします)を沢山解いていくのが近道でしょう。

巷には解説本も沢山ありますが、解くことを目的とせず、解いた後に解説とにらめっこしながら「なんでこの正解になるのか?」という考え方を叩き込んでいきましょう。「自分なりの解答法」が確立すると最高ですね!

②文章理解に必要な勉強

これは色々な評論文・小説において「どんなことがテーマにされているのか?」ということを理解するのに必要な勉強です。どんなテーマの文章が出題されやすいのかを知っておくことで、「ああ、あの話か」と、一見難解な国語の文章に慣れてきます。

よって、文章の読み方/現代文でとりあげられることの多いテーマ の2つの軸からの勉強が必要となります。

現代文の問題文は当然「普通」のことは言わないので(普通のことだったらわざわざ本にしませんよね 笑)、そういった小難しい文章への「慣れ」が必要とされます。 これは京都大学を志望する高校生であったら二次試験の対策と兼ねて下で挙げる参考書で取り組むのがよいでしょう。

京大二次試験・現代文の勉強法

まずは京大二次試験の現代文の特徴を知っておきましょう。

京都大学の現代文の特徴は「①テーマが難解・一筋縄ではいかないもの」「②非常に長い解答」であるかと思います。

①テーマが難解なもの

これは英語にも共通するのですが、評論文はいわずもがな、小説・随想でも一読して意味・論旨がすっと入ってくるような文章はまず出ないものと思ってよいでしょう。受験者の人生での文章体験を試すような、骨のある問題です。

②非常に長い解答

解答欄は◯◯文字というような指定ではなく、2-6行の枠がありそこに自由に書いていくという形式になっており、他大学の二次試験に比べても多い解答量を課されます。しかし、多量の記述が課されることの裏を返せば、「解答要素を沢山盛り込める」と言うこともできるので、個人的にはそこまで怯えることはないと思います(東京大学は逆に解答量はあまり多くないのですが、ポイントを逃した瞬間に即点が無くなってしまいます…。どうでしょう、こちらのほうが怖くないですか?)。

これらの要素が絡み合って手がつけがたい問題であるように見えるかもしれませんが、センターと同じように、地道な勉強によってつかめてくるものが見えてくると思います。

センターと同様二次も過去問を解くことがとても重要になってくるのですが、二次の過去問は必ず学校の先生等に「添削」をしてもらうのがよいです。自分が書いた答案が他人(≒採点者)から見て意味の通るものになっているのかというのは意外とわからないものです。

二次試験向け問題集

筆者がおすすめする参考書として『現代文と格闘する』(河合出版、河合塾SERIES)をあげます。

これは現代文の「読み方」を基礎の基礎から鍛え上げてくれる頼りになる参考書です。分量はなかなかあるのですが、真摯にこなしていくことさえできれば必ず二次の問題であろうと臆さない読解力がつくはずです。

 使い方として、まずは第一部、第二部で書かれている内容を一週間程度かけて読み込み、その後一日1題ずつ第三章の問題(計13題)を解いていくのがよいでしょう。

しかし、この参考書は早く仕上げることに意味は無く、むしろ納得の行く答案ができるまで額に汗して取り組むことが重要なのでじっくり取り組んでください!所詮現代文と侮るなかれ、かなり頭を使う参考書です。しかし、その労苦に見合うだけの結果をもたらしてくれる強い味方です!(ちなみにこの参考書、真価を発揮するのは大学入学後により複雑な文章を読むときです。「論理的に文章を読む」ことは決して大学入試のみに必要なテクニックではありません!)

 

 

古文の勉強法

—実はとっつきやすい!?努力が試される科目—

センター試験・古文の勉強法

 古文は上述の現代文よりも勉強することがはっきりしていて一見取り組みやすそうに見えますが、だからこそ各要素を正確に理解することが必要とされています。センター古文では、単語や助動詞の活用等の知識問題は誰でも勉強がしっかりしていれば得点につながる箇所なのですが、であるからこそこの部分が疎かになっているとこの部分でもったいない失点をうんでしまい、果てには読解もできなくなってしまいます。まずは基礎をしっかりかためて行きましょう!

ここでは①助動詞 ②敬語 ③単語 の3つにポイントを絞ってお話したいと思います。

①助動詞

「助動詞を笑う者は助動詞に泣く」と言われるように(?) 古文における最重要要素なのが助動詞です。我々が現在使っている日本語とかなりかけ離れた箇所であり、また文章を構成する大事な要素であるからこそ、助動詞の知識の如何によって知識問題の出来と読解の出来は左右されます

高3までには恐らく全ての助動詞は習い終わっているはずですが、本格的に問題に取り組んでいくまでにもう一度腰を据えて復讐しましょう。また、助動詞の接続・活用・意味は丸暗記しているだけでは効果がありません!今まで気にしていなかった参考書中の例文等にも目を配って、キメの細かい学習をしていきましょう。

②敬語

古文の難しさの1つに、「文章の主語が提示されない」ことがあります。故に主語を問う問題が出題され、主語がわかりづらくなっている文章が問題文としてあげられるのです。これを解きほぐしてくれるのが敬語です!

試験で出てくるような問題は多く高貴な身分の人々の物語であり、彼ら/彼女らの中には必ず身分の細かい差があります。一見地味な部分ですがしっかり勉強しておきましょう!「る・らる」「す・さす・しむ」といった助動詞の問題にもつながってきます。

③単語

おそらく受験勉強の方法を探してこのページに行き着いている人は承知のことだと思いますが、「単語」の勉強は絶対に疎かにしてはいけません!!

単語の勉強は仮に高3の4月から受験勉強を開始するとしたら、5月くらいには「隅っこに小さい字で載っている派生語以外は全て覚えている」くらいのレベルにはなっていてほしいです。

というのも、古文単語は英単語のように「そもそも知らないと文章が読めない」と同時に「覚える数が少ない」ので早め早めの学習でその後の勉強をより効率化できるからです。わざわざすぐ終わるものを後回しにしてしまうと、後になればなるほど古文の他の学習の効率が落ちてしまいます。「まだ全然覚えてない…」という人はこの記事を読み終わったらすぐ取り組んでください!

筆者個人の意見では、単語集に関しては個人の好みでよいと思います。覚え方は人によってそれぞれです。しかし一点注意が。「1つの語に1つの意味しか載っていない」ものは避けた方が良いです。古文単語は文脈によって様々に意味を変えます。(「やさし」は「つらい」という意味も「優美だ」という意味も取ります。ちなみに「優しい」という意味はありませんよ!)

京大二次試験・古文の勉強法

基本的には上記のセンターの対策に接ぎ木する形で勉強することになります。

ですが、センター試験と異なる点は「二次現代文と同じく相当量の記述が必要とされる」という点です。

実は京大の二次古文の問題文自体はセンター試験の問題文とそう難易度は変わりません。また擬古物語などだと平安期のものより読みやすいこともあります。しかし、「読めること」「解答が作れること」の間には相当な壁があります。 

単純な現代語訳問題もありますが、現代文のように文意を問われる問題では文章の筋の大まかな理解に加えて登場人物の心境なども(時には和歌も絡めて)理解して回答する必要があります。当然的外れな解答を作ってしまうと大幅減点されてしまいますので、現代文と同じく慎重な読みが必要とされます。

勉強法としては現代文と同じく過去問/京大オープン&実践模試の過去問に多く取り組むことでしょう。何回か解いてくると解答に必要な要素の多さ等の感覚がつかめてくると思います(古文も同じく添削をしてもらってください!)。

(筆者の受験生時代は『ライジング古文』という参考書を使っていました。記述問題のポイントがとても丁寧に示されていて京大対策には抜群の参考書でしたが、ここ最近絶版になってしまいました…。運良く見かけることがあればおすすめです!)

 

漢文の勉強法

—最短の勉強時間で最大の得点!—

 センター試験・漢文の勉強法

漢文は古文より更に「基礎的な勉強」がものを言う科目です。漢文では文章自体の内容はそう難しくなく、書き下してしまえば中学生でも分かるような文章が主です。また、暗記量も英語に比べれば言わずもがな、古文よりももっと少なく、100前後程度の単語と句形を覚えてしまえば、付け焼き刃の解法を身につけるよりももっと早く確実にセンター試験に対応できるという超コストパフォーマンス科目です!

参考書等は学校で使っているもので十分だと思いますし、過去問で十分な対策はできると思うので割愛しますが、1つ学習のポイントとして「音読」をあげておきます。漢文の語調は日本人が中国語をなんとか日本語で読めるように開発したものですし、明治-昭和にかけて日本でも使われていた語調なのでむしろ古文よりも口に出して覚えることが簡単なのです。

京大二次試験・漢文の勉強法

京大の二次試験ではここ最近漢文が大問として課されたことはありません。しかし、注意しておいてほしいのが、「古文の問題中に漢文が出て来ることがある」ということです。ここ最近、2016と2017年の文系の問題で立て続けに出ているために2018年の入試でも出る可能性は十分にあるでしょう。センターが終わったあとに完全に漢文の内容が頭から抜けてしまうと、ここで面食らってしまい無駄な失点をしてしまうことがあります。幸い(?) 今までに出た問題の漢文は他の問題のレベルから言うととても平易なものなので特別に対策する必要はないとは思われますが、センター後に知識が抜け落ちてしまわないようにちょくちょく見直しをする必要は大です。

 

まとめ

 これまで国語の各科目の勉強法を書いてきましたが、確かに国語は現代文を筆頭に「努力が目に見えづらい」科目だと思います。しかし、それは「努力しても無駄」というわけではなく、「堅実な努力でいつか花開く」ということを示しているのです。国語は決して「センス」「運」などではないのです。

 現在国語で伸び悩んでいる受験生にこの記事が助けになれば幸いです。

カテゴリー:受験コラム

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当記事は、京都にある個別指導塾のリジョイス講師陣が執筆しています。

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