
公立中高一貫校の適性検査と他私立中学の入試問題の違い
洛ゼミでは、京都の公立中高一貫校である洛北附中と西京附中を専門に対策を行っております。
京都にはこの2校の他に、例えば洛星中や洛南附中といった難関私立中学校もあって合格を目指して対策をしている受検生も多くいることでしょう。しかし、公立中高一貫校と難関私立中学校の対策は全く違うものなのです!
公立中高一貫校:小学校範囲外の知識は出題されない。問題を正確に読み取る力と知識を操る力が重要。
難関私立中学校:小学校範囲外からの知識も出題される。解法テクニックや膨大な知識量が重要。
つまり、公立中高一貫校では、知識のインプットではなく、アウトプット="思考力"がとても大切なのです。
洛北・西京附中受検のよくあるQ&A
先日行われました、洛北・西京附中 入試分析報告会。そこで当日お越しいただいた来場者からのご質問について、こちらで一部お答えさせていただきます。(全ての質問に回答できるわけではございませんので、ご了承ください)
国語
Q.語彙を増やすためには、読書以外で何か方法はありますか。
→A.知らない言葉に出会ったら、国語辞典を使って調べるといいですよ。今はスマホなどですぐに調べられますが、できれば辞典や電子辞書で調べると、言葉の意味や使いかたが詳しくのっているので、スマホで調べるよりも記憶に残りやすく、おすすめです。
Q.先生のおすすめの本はありますか。
→A.洛北・西京の読解問題では自然や社会について説明する文章(評論)が出題されます。入試対策にもなるような本を読みたい人は、「岩波ジュニア新書」や「ちくまプリマ―新書」などの小中学生向けの新書レーベルがおすすめです。テーマも豊富なので、自分の関心に合う本を見つけてみてください。
社会
Q.西京の地理はどのような傾向ですか。暗記系ですか。
→A.歴史に関しては暗記の占める部分が大きいです。例えば平安時代の「浄土信仰」や幕末から明治にかけての政治の流れなど、暗記といってもかなり細かいところまで問われるのが特徴です。一方で地理に関してはグラフや表、追加文章など資料をもとに考える問題が多くなっています。
Q.歴史で大切なことを覚えるのにはどうしたらいいですか。
→A.歴史の勉強は、出来事や人物をほかのこととつなげて考えると覚えやすいです。たとえば、「この人が活やくしたのはこの出来事のときだ。この出来事が原因となってこの出来事に繋がるんだ。」とまとめると、頭の中が整理されます。洛北西京の入試では、出来事のならべかえ問題や、資料とあわせて答える問題がよく出るので、こうした覚え方をすると、過去問の練習にも役立ちますよ。
算数
Q.問題文が長い文章の中から答えに辿り着くのに必要な数値等を読み取るときのコツなどは?
→A.洛北・西京の問題は、文章全体にヒントが散らばっているため、簡単には攻略できません。日頃から、文字情報を視覚情報(図、表、簡単なイラスト等)に変える練習をしていきましょう。そのため、解説が丁寧なテキストを使用し、その解説を正解不正解に関わらず、じっくり読むこと。文字情報の処理には限界があるので、少しでも減らしていく工夫をしましょう!
Q.5年の冬くらいになったら検査問題をして、6年になったらまた学校の基礎をしたら良いですか。
→A.実際の検査問題は、5年生までの知識で解ける問題は多くありません。そのため、5年生で余裕がある場合は「6年生範囲の予習を進め、過去問演習が出来る状態をいち早く作る」ことをおすすめします。6年生の夏休み前に小学校範囲を予習し終えることが、1つの理想的なペースだと思います。(もちろん巻き返しも十分可能です...!)
理科
Q.西京の生物と化学は対応力が必要と言っていましたが、どのような問題の傾向なのでしょうか。
→A.初見の科学的文章を読んで、そこに書かれている内容から考えるようなものが多いです。文章の内容は、専門的なものが含まれていることも多く、事前知識だけでは太刀打ちできません。検査当日に初めて与えられる知識を理解し、問題に利用していく思考力・対応力が必要となる傾向があります。
Q.洛北理科の記述問題は教科書レベルなのでしょうか。
→A.教科書に書いてあるような内容をそのまま聞いてくるようなものと、実験から分かることを15字程度の短い文章を聞いてくるようなものの2種類がよく出題されます。どちらも小学校理科の知識のマスターと、基礎的な文章力は必要になりますが、少し練習すれば身に付くものですので、そこまで怖がらなくて大丈夫です!
面接
Q.面接で、「〇〇に賛成ですか、反対ですか。理由とともに答えてください。」と言われた時、理由は詳しく言った方がいいですか?それとも短く言ったほうがいいですか?
→A.難しいところですが、特に、西京はある程度簡潔だが、説得力のある内容が必要だと思います。今後、しっかり対策をしますので、ご安心ください。
Q.面接はかっちりした方がいいか、フランクにした方がいいか、傾向はありますか。
→A.まずはフランクに考えを表現できるようにするとよいでしょう。
その他・勉強法
Q.塾から毎週出される宿題が本人の視点では多すぎて終えられません。親としてどのように対応したらいいでしょうか。
→A.もちろん、宿題を毎週全て完遂できることに越したことはないですが、勉強のペースには個人差があるので、必ずしも完璧にできるとは限りません。そういった場合には、優先順位をつけていくのがいいと思います。何を優先にしていくべきかは、受検生の得意/不得意によって大きく異なると思いますので、塾の先生と相談しながら順位付けを手伝ってあげてください。洛ゼミでも、いつでもご相談受け付けております。
洛北・西京対策なら洛ゼミ!
洛ゼミは、洛北・西京両校の開校当初から出題傾向の分析を重ねてきた、洛北・西京対策の専門塾です。
小学校での学習だけだと対策しきれない!私立中学校の入試問題とも全く傾向が違う!そんな洛北附中・西京附中への合格を目指す受検生をこれまで数多くサポートさせていただきました。
洛ゼミ3つの特徴
①どこにも負けない、洛北・西京の徹底的な入試分析
②分析の結果、導き出される最短経路をたどっていくオリジナルカリキュラム/オリジナルテキスト
③教室に一体感をもたらしながら、生徒主体で学び「分かった!」を生み出す授業へのこだわり
これらの特徴や方針のもと、洛ゼミでは生徒一人一人の成長・困難と向き合いながら、受検勉強をリードさせていただきます。
是非、洛ゼミが提供する"本質的な学び"を通して、受検の先のさらなる未来につながる"思考力"を手に入れてください!!
無料体験・無料学習相談受付中!
体験授業や学習相談、資料請求等は随時受け付けております。また、学校の長期休み期間では、外部会場での季節講習(単発申し込み可)やプラクティス(模試型演習講座)も実施しております。
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まなべーとは、京大生が運営する、小学生から高校生の全ての方が対象の受検情報サイトです。
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