【洛北・西京附中の理科】勉強法とオススメ教材!

2019年06月26日
小学生向け 受験対策/勉強法
こんな人におすすめの記事です!
  • 洛北・西京附中の理科で出題される内容が知りたい!
  • どんなところに気をつけて対策を進めたら良いのか知りたい!
  • 洛北・西京附中の理科対策ができるオススメの問題集が知りたい!

洛北・西京附中の理科の出題の特徴は?

まず、洛北・西京附中の共通点ですが、一問一答形式の単純な出題はほとんどされていません。また、私立中対策で必要な難易度の高い計算問題や、小学校の教科書に掲載のない知識問題は出題されません。

次に、洛北・西京附中それぞれをみると、独自の出題傾向がみえてきます。

洛北附中の理科の特徴

洛北附中の理科の大きな特徴は、「図表を用いた資料読み取り型問題」です。実験結果やデータがまとめられた表やグラフから読み取れることを利用して答える問題が頻出です。

例を見てみましょう。

(一部抜粋、H31年度 洛北附中入試より)

表やグラフは、形式が複雑で、数値同士の関係性がすぐにはわからない場合も多く、読み取りにはトレーニングが必要です。

西京附中の理科の特徴

西京附中の大きな特徴は、「比較的自由度が高い記述問題」の出題です。非常にユニークで、いわゆる教科書的な模範解答が存在しない出題になっています。

例を見てみましょう。

(一部抜粋、H31年度 西京附中入試より)

このような自分の考えを記述する問題では、最終的に導き出される結論ではなく、結論を導き出すための思考過程が論理的かつ科学的であるか、ということが重視されます。

以上から、単に難関私立中対策用の演習や知識の詰め込みを行うのではなく、特徴に合わせた対策をしっかりと行うことが合格のカギとなります。

どうやって対策すればいいの?

両校の特徴にあわせて、下記に勉強法をまとめてみます。

洛北附中の理科の勉強法

まずは、資料読み取りに慣れるトレーニングが重要です。

手始めに、学校の教科書を使うことをオススメします。資料読解問題は、実験の結果と関連づけられることが多いため、教科書の実験の結果と考察をよく読み込むこと。特に、「その結果からなぜこの考察が得られるのか」を自分で考えて説明できるようにしてみましょう。

西京附中の理科の勉強法

西京型の記述では、論理的で科学的な記述ができるかが重要になります。

多くの記述問題にチャレンジして、答案を添削してもらうことが何よりも効果的な対策となります。

自分の書いた文章が論理的であるか、分かりやすい内容になっているかは、なかなか自分では判断できません。積極的に、添削をお願いして記述力を強化する練習を行いましょう。

また、教科書的な模範解答がない西京型の記述といえども、西京附中は「公立」の中学入試のため、記述の題材は小学校の教科書であることが多いです。

ただし、教科書本文ではなくコラムなども題材にされることが多いため、コラムにも注目して教科書をあらためて読みなおしましょう。

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