【2020年最新】「使いかた」で差がつく!洛北・西京附中の「過去問演習」入門

2019年09月22日
小学生向け 受験対策/勉強法

この記事では、洛北附中(京都府立洛北高校附属中・洛北中)、西京附中(京都市立西京高校附属中・西京中)の過去問の上手な利用法を解説します。

こんな人におすすめ!

◆これから過去問を使った勉強をする小6生

◆過去問を解く受験生を応援する保護者様

 

はじめに

志望校が過去に出題した問題「過去問」。

過去問演習は非常に重要ですが、正しい取り組み方というのはあまり知られていないものです。

この記事では、洛北附中・西京附中対策の専門塾「洛ゼミ」が生徒に教える、合格がぐっと近づく過去問演習の方法をお伝えします!

 

よくある過去問演習Q&A

①過去問っていつから取り組んだらいいの?

専門塾「洛ゼミ」では、9月中旬から取り組んでいます

ちょっと早いかな、と思われるかもしれませんが、理由が2つあります。

 

1つ目の理由は、「過去五年分は最低二周やるべき」だから。

過去問はどれも良問で、一度解いてそのままにしておくのはあまりにもったいないです。特に洛北附中では過去に出題した問題の類題を再出題したケースがあり、過去問の解き方を完全に定着することがとても大切になっています。

9月中旬に始めた場合、11月中旬頃に過去5年分が一周終わるペースになります。二周目もすることをふまえると、10月以降に始めては過去問の復習が間に合わないことも考えられます。

 

2つめの理由は、「過去問は今の自分と必要な実力の差を測るため」のものだから。

当然ですが、過去問はまったく同じ形で再出題されることはありません。

それでも過去問演習が大切なのは、過去問を解くことで、今後どのような分野に力を入れて勉強するべきかがはっきりと分かるからです。

入試直前の力試しのために過去問を残しておきたい、と思われるかもしれませんが、それでは見つかった苦手分野の補強をやる時間が取れなくなる恐れがあります。

入試直前の力試しには、洛ゼミの各校別本番形式実戦講座直前演習講座」を利用することもできます。

過去問を入試直前までとっておく必要はまったくありません。

②一週間あたりどのくらいのペースでやればいいの?

一気にたくさん解いては、きちんと復習をすることもできません。

以下のパターンを繰り返すのが良いでしょう。

1週目:国語1年分・算数1年分

2週目:国語1年分・算数1年分

3週目:理社2年分

③過去問では合格点を取る必要があるの?

洛北附中・西京附中ともに合格最低点はおおむね6割と言われています。(全問府立共通化した2019年度洛北附中入試を除く)

ところが、過去問演習の時点で合格点を取る必要はまったくありません

実際、洛ゼミからの合格者も、最初から合格点を取れていた人は少数派です。

9月以降は勉強量も増え、受験生にも負荷がかかる時期です。そんな中、過去問演習の点数と合格最低点を気にして過度に疲弊しては本末転倒です。

点数は深く気にしすぎることなく、愚直に間違えた問題を解き直して理解する姿勢こそが合格に直結するといえます。

実際、見事合格を勝ち取った受検生の方々も、「解きなおしの方が大事」と口を揃えています。

 

④何年前の過去問まで解いたらいいの?

洛ゼミでは過去5年分を2周することを最優先にするよう指導しています。

それが終わったあと、それより昔の過去問を解くかは受験生によって異なります。

受験生によっては、今とは傾向の違う昔の過去問を解くよりも他の勉強に時間を割いたほうが良いケースも多くあります。

いずれにせよ、5年以上前の問題は50分測って本番形式で解く必要はありません

 

すぐできる!おすすめの過去問演習方法!

それでは、いよいよ実際の過去問演習方法をお伝えします。

①必要なものの準備

以下の2つを用意しましょう。

◆過去問冊子(英俊社)

◆実際の解答用紙(京都新聞HPで公開されているもの)

②問題演習

45分測って、検査ひとつずつ解きましょう。

実際の検査時間より短くしているのは、これまでの受験者が「緊張して最初の5分固まってしまった」と口を揃えているからです。

時間配分や計算ミスにも注意しましょう。

③丸付け・採点

過去問冊子の模範解答を使って丸付けをします。

記述問題は、ぜひ洛北・西京入試に詳しい先生に採点してもらいましょう。特に国語の長作文は、模範解答を見ても自分で採点することは絶対にできません。必ず専門の先生に見てもらい、本番を想定した採点基準に照らして見てもらうのが重要です。

 

④復習

過去問の問題は、ほとんどすべて「もう一度出されたら解けるように」万全の復習をしましょう。

ほとんど、と書いたのは、中には本番受験生のほとんどが解けない問題(差がつかない問題)もあるからです。

特に立体図形に関する問題の最終問題は、例年ほとんど差がつきません。こうした問題に復習の時間をかけてしまうのは、もったいないと言えます。

例年の受験生を見ていると、合格に強く関係しているのは「過去問で何点取れたか」よりも「過去問をどれだけ復習し、吸収したか」だと強く感じます。

さいごに

より本番を想定した環境で実力を試す機会として、洛ゼミでは模試型実戦演習「プラクティス3rd」2019/12/15(日)に実施いたします。

洛ゼミ以外の塾にお通いの方にも、例年多数ご受講いただいております。

プラクティスの特徴

専門塾による、過去問分析に基づく精選問題

洛北附中・西京附中開校当初から綿密な分析を続けてきた洛ゼミが送る、本番を想定した問題を用意しました。

専門対策を突き詰めるからこそ、洛北・西京附中それぞれに特化した各校別問題です。

洛北特有の立体図形問題西京特有の割合問題等、各校独自の傾向を完全再現しています。

専門講師による、綿密な採点

採点に携わるのは、洛北・西京附中入試を知り尽くした専門講師。

国語の長作文を始め、自分では採点しづらい記述問題を、これまでの再現答案などから分析した基準に従って採点します。

本番どのくらい得点できるのか、どのような点を改善したら良いのかが一目瞭然となります。

検査を受けたあとはすぐに解説授業

問題を解き終えたあとは、記憶が新しいうちに解説授業を受けます。

問題の解説のみならず、本番を想定した家庭学習のポイントや復習への取り組み方などについても、詳しくレクチャーします。

 

プラクティスの詳細・お申し込み

※2020年度の実施予定が確定次第、ご案内いたします。