【洛北附中】「面接・報告書」の対策って必要なの!?

2020年04月20日
小学生向け 学校/入試情報

こんな人にオススメの記事です!

面接と報告書も合否に影響するかどうか知りたい!

・面接があるって聞きました…ちょっと不安です

学校の成績以外にどんなことが大切か知りたい!

 

洛北附中(京都府立洛北高校附属中・洛北中)の入試問題は、私立中とは一線を画して非常に独特です。難易度も高く、専用の対策が必要となります。 

入試問題や洛北附中については”2020年度(最新版)】はじめての洛北附中 受験対策のすべて”にまとめてありますのでこちらもぜひご覧ください!

 

独特な入試問題を目の前にすると、つい入試科目の対策に専念してしまいます。

しかし、洛北附中は「入試の点数」+「その他」=「合格」となっているため「その他」の部分も対策が必要となります。

 

今回の記事では洛北附中に合格するために必要な「その他」の部分をご紹介します。

 

「その他」とは?

洛北附中の定員は80名で、入試科目は

・適性をみる検査Ⅰ:国語

・適性をみる検査Ⅱ:理科・社会

・適性をみる検査Ⅲ:算数

の3つです。これらの適性をみる検査(ペーパーテスト)に加え、同日の昼食後にある面接試験と、報告書(小学4〜6年生)の結果を合わせて総合的に評価され、合格者が決定されます。

よって、合格するためには入試で高い点数を取れるように対策をするだけでなく「その他」の部分、つまり「面接」と「報告書」の部分も対策をする必要があります。 

この点において、私立中学入試や高校入試、大学入試とは大きく異なります

 

それでは、なぜ洛北附中の先生は面接や報告書の内容を評価したいのでしょうか?

 

答えのヒントは洛北附中の教育理念にあります!

 

洛北附中の教育理念

洛北附中に通っている生徒の様子を見ていると、生徒たちは洛北附中が掲げる理念を深いレベルで体現していることがわかります。

 

オープンキャンパスでの姿や、生徒たちが取り組む日々の課題から洛北附中の先生たちが熱く導いて教育理念の実現を行なっています。

 

そんな様子を見ていると、「洛北附中にとって教育理念は学校の根幹だ!」という声が聞こえてきそうです。

 

具体的に洛北附中の教育理念とはどんなものでしょうか?

 

中高一貫教育のねらいは、長い歴史と伝統を踏まえ、6年間の一貫した教育を通して、ゆとりの中で生きる力をはぐくみ、一人一人の感性を磨き、個性を伸ばし、才能を開花させることにあります。
 21世紀の社会に大きく羽ばたこうとする若者たちには、自ら考え主体的に行動する力が求められています。そのため、ものごとの本質を見抜く深い洞察力や、課題を解決する鋭い論理的思考力、未来を切り拓く豊かな創造力等が必要とされます。本校では、これらの力を身につけさせるべく教育課程を掲げ、すべての教職員が全力で取り組んでいきます。

 

 

こちらが洛北附中の教育理念になります。注目したいのは「生きる力」という点です。

生きる力とは「変化の激しい社会を生きるための学力や豊かな人間性」のことを指します。そのため入試の点数で評価できる学力だけでなく、21世紀の社会をリードできるような若者かどうかを豊かな人間性という点で評価していると考えられます。

 

では、実際に面接や報告書がどのくらい評価されているのかを見ていきましょう。

 

面接や報告書はどのくらい評価されている?

残念ながら検査の点数や面接、報告書の比重配分は公表されていませんが、面接や報告書の比重が低いという保証はどこにもありません。

 

面接は”初めて”の面接となる生徒がほとんどで、対策が不十分だと緊張のあまり本領を発揮できない事例も少なくありません。

受検生の出来を踏まえれば、面接対策を強化することはきっと大きなチャンスになるはずです。

 

洛北附中の面接を攻略するためには 

①国語の作文を強化する

②学校の活動に積極的に取り組む

2点が有効です。特に②は学校の報告書と深く関連するところです。

 

面接で話す内容は小難しい学問を引用する必要はありません。

面接で問われた質問を小学校で体験した出来事に照らし合わせて回答するだけで十分だと思われます。

そのため、学校の成績を良くするだけでなく委員会や部活動などに積極的に取り組みいろんな体験をすることを強くオススメします。

  

おわりに

洛北附中は教育理念を体現する生徒を求めています。そのため入試の点数だけでなく面接や報告書も踏まえて総合的に評価を行なっていると考えられます。

面接や報告書は日々の積み重ねがものをいいますが、他分野・他科目の相乗効果で対策が可能です。