【西京附中】入試科目以外にも「面接・報告書」の対策って必要!?

2020年05月07日
小学生向け 学校/入試情報

こんな人にオススメの記事です!

・面接と報告書も合否に影響するかどうか知りたい!

・面接があるって聞きました…ちょっと不安です

・学校の成績以外にどんなことが大切か知りたい!

 

西京附中の入試問題は、私立中とは一線を画して非常に独特です。難易度も高く、専用の対策が必要となります。

入試問題や西京附中については2021年度(最新版)】はじめての西京附中 受験対策のすべてにまとめてありますのでこちらもぜひご覧ください!

 

独特な入試問題を目の前にすると、つい入試科目の対策に専念してしまいます。しかし、西京附中は「入試の点数」+「その他」=「合格」となっているため「その他」の部分も対策が必要となります。

今回の記事では西京附中に合格するために必要な「その他」の部分をご紹介します。

「その他」とは?

西京附中の定員は120名で、入試科目は

・適性をみる検査Ⅰ:国語

・適性をみる検査Ⅱ:算数

・適性をみる検査Ⅲ:理科・社会

の3つです。

これらの適性をみる検査(ペーパーテスト)に加え、同日の昼食後にある面接試験と、報告書(小学56年生)の結果を合わせて総合的に評価され、合格者が決定されます。よって、合格するためには入試で高い点数を取れるように対策をするだけでなく「その他」の部分、つまり「面接」「報告書」の部分も対策をする必要があります。

 この点において、私立中学入試や高校入試、大学入試とは大きく異なります。

 答えのヒントは西京附中の教育目標にあります! 

西京附中の教育目標

西京附中の生徒は実に特徴的です。英語教育に力を入れているイメージが先行しますが、実際の生徒を見てみると共通している特徴は高い行動力とコミュニケーション能力によって協働をしているという点です。

クラス単位での総合的な活動や、大規模な学校説明会を生徒が中心となって企画・運営していることから西京附中に通っている生徒の様子がわかってきます。

このように西京附中では協働がキーワードになっているようですが、ここまで徹底した教育の背景には西京附中が掲げる教育目標があります。

具体的に西京附中の教育目標とはどんなものでしょうか?

変化の激しい 21 世紀社会において,高い知性を育み,一人一人の個性を伸長する学習を展開し,自由な発想と果敢な実行力を持ったチャレンジ精神を涵養し,未来社会の一員として調和のとれた豊かな感性を磨く。創造的コミュニケーション能力を駆使して,グローバルな視点で自然現象・社会事象を考察し,21世紀の国際社会に貢献し活躍できるグローバルリーダーを育成する。

こちらが西京附中の教育目標になります。注目したいのは「未来社会の一員」という点です。

多様性という考え方が広がり、ボーダーレス化が進んだだけでなく、技術の発達により膨大な情報にアクセスすることが可能なりました。めまぐるしく変わり、多様な考えを持つ人々で構成される社会において調和のとれた豊かな感性を磨くことは重要であると考えられます。

そのため入試の点数で評価できる学力だけでなく、チャレンジ精神やコミュニケーション能力をもっているかどうかも重要な評価観点となり得ます。

 では、実際に面接や報告書がどのくらい評価されているのかを見ていきましょう。 

面接や報告書はどのくらい評価されている?

残念ながら検査の点数や面接、報告書の比重配分は公表されていませんが、面接や報告書の比重が低いという保証はどこにもありません。

また、受検生の中には検査の点数が高くても不合格・検査の点数が低いが合格という生徒もいるようです。

面接は”初めて”の面接となる生徒がほとんどで、対策が不十分だと緊張のあまり本領を発揮できない事例も少なくありません。特に西京附中ではコミュニケーション能力を重視していることから、面接の回答があまりに長すぎると面接官から止められる事例もあるようです。

したがって、西京附中攻略の鍵は検査の点数以外の面接や報告書にあることは間違いありません。

西京附中の面接を攻略するためには

  1. 国語の作文を強化する
  2. 学校の活動に積極的に取り組む

2点が有効です。特に2.は学校の報告書と深く関連するところです。面接官からの質問に対して小難しい学問を引用して答える必要はなく、自分が小学校で体験した出来事に照らし合わせて手短に回答するだけで十分だと思われます。回答する上での引き出しを増やすためにも委員会や部活動などに積極的に取り組むことを強くオススメします。

また、西京附中は大人が回答することも難しいような質問をすることがあります。この手の質問は1.で十分対策することができます。

おわりに

西京附中は教育目標を体現する生徒を求めています。そのため入試の点数だけでなく面接や報告書も踏まえて総合的に評価を行なっていると考えられます。特に面接は、教育目標においてコミュニケーション能力を重視していることからも比重が大きいのではないでしょうか。そのため、検査だけでなく面接の対策も求められます。

 

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