嵯峨野の土地からリーダーを
嵯峨野高校が位置するのは、京都の中でも自然が多い土地。古くからその風流を楽しめる地として知られ、今では多くの観光客を呼んでいる。
いかにも日本らしさを体現するこの地から、今世界で活躍できるリーダー教育が実践されている。
未来のグローバルリーダーよ、嵯峨野の三つの教育目標を意識せよ
嵯峨野高校が掲げる三つの校是は
「和敬」「自彊」「飛翔」
グローバルリーダーとは何たるか、言葉で表すのは非常に難しいが、世の中のリーダーを見ていると、ここに掲げられているような素質は共通して持っているように思う。
もともと日本で暮らす人々は自然の制約を強く受けてきた。国土のほとんどは今でも自然に囲まれ、農耕民族であった日本人は多くの困難の中で生きてきた。
こうした苦役や変化に対応するためには、強い結束と、その中核となるリーダーが必要であった。
今はその時と比べると自然の脅威という点では、かなり生きやすくなっている。しかし、戦争、貧困、飢餓…。世界を見渡すと問題が山積みだ。
他者との違いを受け入れ、協力し、自ら考え、世界に働きかける人。
今こそ、三つの校是にあるような資質を持ったリーダーが必要なのかもしれない。
質高いアカデミック教育SSH&世界視野をもって課題解決力を育むSGH
嵯峨野高校のリーダー教育を体現する2つの講座がある。
SSH(Super Science Highschol)とSGH(Super Global Highschool)である。
SSHでは、京都大学などの大学機関とも提携し、子どもたちに本物のアカデミックな教育を提供する。論理的思考能力、批判的思考力を鍛えるプログラムが組まれており、SSHを通し、子どもたちは科学に対する深い知見を得ることになる。
SGHでは、主に文系学生向けのプログラムとなっている。世界という視野の広さの中で、社会、政治、文化といったあらゆる問題にフォーカスし、課題発見、課題解決する力を身に着ける。日本人のアイデンティティを待ちながらも、世界で活躍できるバランス感覚のある人材の育成が目標だ。
SSHでもSGHでも、英語力の向上は必須の課題としてあり、嵯峨野高校でもしっかりと取り組んでいる印象だ。
京都からグローバルリーダーを
嵯峨野の地はグローバルリーダーを養成するにはもってこいの地である。
嵯峨野には「自然」があり「歴史」がある。
古来日本からの「自然」の中でのびのびと学び、美しき日本の「歴史」を身近に感じながら、京都発のグローバルリーダーを育んでいってほしい。