「受検の天王山」とも言われるほど、受検生にとって勝負の時期である夏がやってきました。
学校ごとの説明会も頻繁に開催される時期になり、皆さんのほとんどは、より一層身の引き締まる思いがしていることでしょう!
夏を制する者は受検を制する。
部活をやっている人もやっていない人も関係なく、夏にどれだけ頑張れるかが合否を半分以上左右します。 それはなぜか。
受検直前の時期に頑張るのは当然のことで、その時期はほかの受検生も頑張るので、あまり差をつけることはできません。
また、夏休みはまとまった時間をとれる最大の機会でもあり、その半面、自分で長期的な学習予定の管理をしないといけないので、勉強量が人によって大きく異なります。
さて、ここまでで夏の勉強の重要性を散々説いてきましたが、皆さんは夏の学習予定を明確にできていますか? 夏休みを終えて、一回りも二回りも成長した自分をイメージできますか? ここまで読んだ人ならば、「漠然と夏休みを過ごしたらやばいな…」と感じているはずです。
さて、そろそろ本題に入りましょう!
嵯峨野理科の差がつく問題の分析
今回は昨年度の嵯峨野理科の「差がつく問題」を分析することで、今後の勉強の指針を明確にしていきます!
大問4(6) 純金よりも密度の小さい金属が王冠に混ぜられている場合、王冠と、王冠と同じ重さの純金を、それぞればねはかりにつるして水槽内の水に入れたときに、予想される結果を答え、その理由を簡潔に述べよ。(一部編集)
昨年度の嵯峨野理科において、解けた人と解けなかった人で大きく差がついたであろう問題です。 実際はこの問題は単体で出題されたわけではなく、前問と関係するような形で出題されていました。
嵯峨野理科の特徴は、それほど際立って難解な問題が多くないことです。 その中で、上記の問題は、比較的難易度も高く、ほかの問題と比べて正答率も低かったと予想されます。 でも、実は「浮力」がどういうものなのか、ということさえわかっていれば簡単に解ける問題です。
基本を侮ることなかれ
ここで強く言っておきたいのは、基本をおろそかにする受検生がいかに多いかということ。
今回は「差がつく問題」をピックアップしましたが、本番で合否を分ける問題は、案外みんなが解けそうな問題であることが多いです!
そこで、この夏は基本知識を「きちんと」定着させることを目標に勉強してはいかがでしょうか?
今週末の7/17(日)のリングアカデミーの講座(※終了)では、堀川・西京・桃山の専門学科理科とも比較しつつ、夏の勉強の指針をより具体的に提示します!
嵯峨野志望者だけでなく、ほかの専門学科志望者も、夏を有意義に過ごすための準備を一緒にしませんか?
<画像引用リンク>
・http://www.town.oyamazaki.kyoto.jp/contents_detail.php?frmId=8555