いよいよ冬本番という時期到来ですね。
入試までも100日きり、受験勉強もいよいよ大詰めといったところでしょう。
受験生にとっての冬は、寒さとの戦いではなく、こたつとの戦い、眠気との戦い、ゲームとの戦い、スマホとの戦い…、すなわち己との戦いですね。
受験まで時間はわずかと分かっていながら、いざ机に向かってもやる気がでなかったり、集中できなかったりして結局効率悪く勉強していませんか?
冬が終わった後に後悔しないように、今回は集中力が持続する方法を3つ+α、ご紹介します!
【集中力が持続する3つの方法+α】 1.早口で問題や解答を音読してみよう 2.スマートフォンは見えないところに置こう 3.落書きをしよう 4.【奥の手】それでも集中できないあなたへ
1.早口で問題や解答を音読してみよう
音読をしているとき、私たちの脳内では、文字を読み取る「視覚」、声を聞く「聴覚」等同時に複数の感覚を動員して、物事を処理しています。
これにより前頭前野を中心として脳全体が利用され、脳が活性化され、集中力がアップすると言われています。
音読速度を上げることで脳は処理を追いつかせるためにより活性化するので、なるべく早口で音読にチャレンジするとよいでしょう。
音読する内容はなんでも構いません。ぼーっとしがちなときに、問題文や自分の解答などを高速で音読してみると、脳が働きだすかもしれません!
2.スマートフォンは見えないところに置こう
アメリカ・ポートランド州のサザン・メイン大学で、以下のような研究結果が出ました。
50名の学生を対象に、彼らの目の前にスマートフォンを置いた状態で、数字の列から特定の数にバツ印を付けるという単純な作業をしてもらいました。すると、それが自分のスマホでなくても、単に端末が視界に入っただけで作業の成績はガクンとさがってしまったのです。
このようにスマートフォンが目に入るだけで集中力が下がってしまうことが分かっています。勉強する間はスマートフォンを見えないところに置いておきましょう。
3.落書きをしよう
集中し続けて脳が疲れると自然と回転が鈍ってきます。しかし、自由に紙に何かをかくことで脳が一気にクリエイティブなモードへと切り替わり、再び集中力を復活させることができるというのです。
イギリス、プリマス大学で、以下のような研究結果が出ました。
40名の被験者に対し、誰かと電話で話をした後から名前や場所を思い出してもらうという記憶実験を行いました。その結果、電話中に落書きをする人はしない人より29%もよく思い出すことが出来たといいます。
なんと落書きは記憶力にも関連するのですね。
「かく」という動作をすることで、脳の働きを持続させるため、ただ聞いているよりも脳が活性化するのでしょう。1の音読に通じるものがありますね。
4.【奥の手】それでも集中できないあなたへ
上述しました3つを試してみても、どうしても勉強に集中できない人は、思い切って23分間休んでみましょう。
人が知的活動を集中して行っているときに、それを遮るような刺激を与えられると、再び集中した状態に戻るまでに23分要するのだそうです。
逆に言うと、23分経てば再び集中することが可能とも言えなくはないですよね…。
とはいえ、10分勉強して23分休む、などとやっていては意味がないので注意です!
今回紹介したもの以外にも集中力を高める方法はたくさんありますが、それらはすべて皆さんの「やる気」をサポートする方法に過ぎません。
集中力を振り絞る一番の原動力は自分の目標達成に対する「気持ち」なのだと思います。
この記事が少しでも皆さんの「やる気」にプラスされれば幸いです。ぜひ実践してみてください。