桃山高校自然科学科に通う“現役女子高生”と女子大生インタビュアーによる”女子限定”トーク企画。
GS部、課題研究…<前編・高校生活編>では桃山自然科学科での活動について語ってくれました。
そんな彼女たちの中学生・受験生時代とは?どんな想いで受験を乗り切ったのでしょう。
桃山目指した中学生時代
「中学生のとき、国語とか英語の方が得意でした。理系の高校には行こうと思っていなくて」
C.N
あ、でも桃山リケジョ少ないですよ、想像上のリケジョってあるじゃないですか、「理科大好き!」みたいな。「国語の方が得意」「あたしなんで自然科いるんやろ?」って言う子もいます。
K.N
それめっちゃわかる。私も確かに文系…
ん?文系っているんだっけ?
K.N
あ、いえ、ただ単に文系科目が得意ってだけです。桃校は強制的に入ったら理系です。だから「文系科目が得意=文系」って言ってます。
さすが!想像してる“リケジョ”というよりは、理系だけど国語の方が得意な子がいたり、自分文系かも、って子もいるわけだ
K.N
そうやと思います。私も元々中学生のとき、国語とか英語の方が得意でした。理系の高校には行こうと思っていなくて、むしろ英語の専門学科があるところを目指してたんですよ。でもいろいろ考えたあげく、なんかわからんけど桃校にたどり着きました(笑)多分、桃校…「理系が盛んやったから」というよりは校風が好きやったんやと思います。『勉強面では真面目やけど行事も頑張る』みたいな。
じゃあ入るまでは薬とかに興味があったわけじゃないんだね。
K.N
はい。むしろ入学するまでは理科やりたい!と思ったことはなかったんです。桃山について調べていたとき、自然科学科で「サイエンスイングリッシュキャンプ」というのがあると知りました。英語で発表したりするんですけど、それにあこがれて。
中3の時は英語をやりたかったんだね。
K.N
はい、理科もおもしろいんちゃうかな~くらいでした。でも入ってからは気づけば薬に興味を持っていて、不思議ですよね。
C.N
私は中学の時は「理科大好き!」でした。それでまさに理系の高校の、桃山自然科学科を目指したんです。私は逆に入ってみたら化学ニガテだなって気づいたんですけど…。とはいっても、課題研究含め高校生活とにかくめっちゃ楽しいですよ!
K.N
楽しいよなあ高校。
C.N
うん、一生高校生してたい!
K.N
なあ、高校生いいなあ。幸せやわ。
中3の自分へ
「不安やったけど…入ってみたら“自分みたいな人”はいっぱいいました!(笑)」
中3受検生のとき不安はあった?
K.N
やらへんかったら絶対自分は落ちると思って、めっちゃ不安でした。私、当日の気持ちだけで合格か不合格か決まるくらいもう心の影響が大きいんです。だから実力もそうだけどとりあえず「量」で頑張ろうと思って、納得するまで勉強しました。
C.N
私はそんな事なくて、完全に勉強した、っていうところにたどり着かないまま受検を迎えたんです。でも受かっちゃったんですけど…。「受かってしまった」んですよ。「こんな自分が入って大丈夫なんかな?」って思って、一緒に入学する周りのひとが怖かったです。受検を終えてからの不安ですよね。
そっかあ。受検勉強で満足するまで勉強できなかったけど“受かってしまった”と。実際入ってみてどうやった?
C.N
あ、自分みたいなひとはいっぱいいました!(笑)
K.N
(笑)
C.N
「受かってしまった」人もいっぱいいると思います。
「受検の時だけは『ほんまに受からなあかん!』って思っていたから、受かったんやと思います」
合格してから春休みまで一か月くらいあるけど、楽しみ?不安だった?
K.N
楽しみでした。不安は…勉強ついていけるかな、くらい。
中3の自分に何か言えるとしたら?
C.N
「もっと勉強しとけ」って言いたいです。今高校でベクトル(高校数学の単元の一つ)でつまづいているんですけど、中学の数学も全部高校数学につながってるんやなって、高校入って分かったんです。もちろん高校入試に向けて勉強するのは大切なんですけど、楽しい高校生活のためにも。中学生頃多分わかってたつもりでわかってへんかったから、「おまえほんまに復習しろよー!」って、ほんま言いたいです(笑)
K.N
私は「頑張って、かつ、意地でもうまくいかせるぞという気持ちがあればなんとかなるよ 」って言ってあげたいです。 中3の12月頃、受検を間近に感じて「やばい、怖い」ってなってあんまり勉強が手につかなくなった時期がありました。その時の自分に「意地でもやるぞという気持ちがあればなんとかなる」って言ってあげたいです。受検のときだけは「ほんまにこれは受からなあかん!」と思っていたので、受かったんやと思います!だから気持ちが大事なんです。それは強く思いました!
桃山高校自然科学科のお二人、ご協力ありがとうございました!
とにかく二人から伝わってきたのは、「桃山高校に通って良かったな」「高校生活楽しい!」という想い。
課題研究、文化祭、部活…。乗り越えた受検の先にはキラキラの高校生活が待っています!