学習コラム

kEnglish vol.2 ~これで完璧!“単語を覚えない”ために知っておくべきこと~

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単語の「家族関係」(続編)

みなさんこんにちは。
専門学科対策専門塾‘リングアカデミー’講師のKenです。

前回のコラムでは、excite-excited, excitingを例に、単語の「親子関係」を紹介しました。

exciteという親の単語の意味と、子となる単語の作り出し方を覚えておけば、単語そのものを暗記していなくても、その性質を「感じ取る」ことができるということでしたね。

(読んでいない人は要チェック!→kEnglish vol.1 ~単語を覚えず英文を読む、たった一つの秘策~

今日は、前回の続きで、さまざまな「家族関係」を紹介していきます。

(2) 形容詞―副詞編 

文章を読んでいて「なんか似た単語は見たことあるけど意味はよくわからないなあ」みたいな経験はありませんか?

例えば

I am thinking deeply about the problem.

という文でdeeplyがわからない場合を考えてみよう。

ここで、deepは基本単語なので「深い」という意味の形容詞であるということはみんな知っているものとします。

すると「deeplyって、deepっていう単語と似ているなあ」と思いませんか?

そうなのです。
deeplyという単語は、deepという形容詞の末尾にlyを付け加えてできた単語なのです。

「-ly」の秘密

じゃあ、「後半のlyって何なの?」って思うよね。

これは、前の部分の形容詞と同じ意味を副詞化する効果をもちます。
ここで副詞とは、動詞を説明する語句のことをいいます。
結局どういうことかというと「深い」を副詞化して「深く」という意味になるわけです。

「家族関係」で例えるならば、こちらは「兄弟関係」といったところかな。こんな例はかなりたくさんあるのでここでは全部は挙げないけど、基本的にどんな形容詞でも末尾にlyをつけることで副詞化できるということは知っておいてください。

ただし、以下に該当するものは注意が必要です。

① 形容詞と副詞が同形(fastなど)、および形容詞にlyを加えたとき意味が変化
(hard–hardlyなど、ちなみにhardlyは、「ほとんど〜ない」という意味)する場合

② 名詞や動詞の末尾にlyをつけた形容詞の場合(cost–costly (副詞なし)など)

  唯一の例外はchilly–chillilyのみ。ちなみに形容詞chillyは「寒さ、寒々しい、冷やす」という意味の名詞、動詞chillの末尾にlyをつけたもの。このchillは末尾にedをつけてchilledとなり、これはコンビニで目にする「チルド」の語源。

③ ②以外で形容詞の末尾がすでにlyの場合(earlyなど)

deep

(3) 形容詞―名詞編 

もうここまで来たらだいたい何が起こるか想像できますね?

次は形容詞を名詞化、名詞を形容詞化する方法です。

いくつかパターンがあるんだけど、それらのうち代表的なものの具体例だけを挙げておきます。
これらを暗記する必要はありません。文中でペアの一方を見たとき、これが何に由来するもので品詞は何かというのが分かれば十分ですから。

① able – ability 形 (形容詞の末尾に-ityを加えて名詞化)

 例 responsible – responsibility, moral – morality など

② beauty – beautiful 形 (名詞の末尾に-ful または-less (-ful: ―を含む、-less: ―を含まない、という意味。詳しくは次回のコラムを参照)を加えて形容詞化)

 例 care – careful/careless, power – powerful など

③ danger – dangerous 形 (名詞の末尾に-ousを加えて形容詞化)

 例 courage – courageous, number – numerous など

④ nation – national 形 (名詞の末尾に-alを加えて形容詞化)

 例 condition – conditional, education – educational など

⑤ different – difference 形 (末尾が-tの形容詞の末尾を-ceに変えて名詞化)

 例 important – importance, distant – distance など

⑥ sick – sickness 形 (形容詞の末尾に-nessを加えて名詞化)

 例 bad – badness, busy – business など

⑦ expense – expensive 形 (名詞の末尾に-sive もしくは-tive を加えて形容詞化)

 例 impress – impressive など(注意ですが、impressは基本的に「印象付ける」という動詞で用いられます。) 

なお、これらを組み合わせたもの(carefulnessなど)や、これらのどれにもあてはまらないものもありますが、だいたいは①~⑦で説明がつくと思います。

(4) 動詞―名詞編

ラストは動詞の名詞化です。
(3)同様、代表的なパターン分けを記しておきます。

①act – action 形 (動詞の末尾に-tionまたは-sion を加えて名詞化)

 例 explain – explanation, imagine – imagination、impress – impressionなど

② try – trial 形 (動詞の末尾を-alに変えて名詞化)

 例 deny – denialなど 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

単語を品詞という観点から分析してみると、実に多くの単語が互いに関連しているというのが実感できたのではないかと思います。

2回のコラムで挙げたものは代表的なものでありすべてではありません。ですので、これからも、何か見覚えのある単語と近い部分構造をもつ単語と出会ったら、ぜひその「家族関係」をたどってみてください!

Ken

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