「英語は点数を上げてしまえば、落ちにくい科目」
と聞いたことがあるでしょうか?
英語は、一度得意になれば、それから得意科目として強みにできる科目です。
逆に言えば、力が十分についていなければ点数は取りにくいとも言えますね。
そこで、高2の皆さんには是非、今のうちに英語は着実に力をつけておくことを強くお勧めします。
そこでおススメする参考書はこれ!
おススメする理由
丁寧な解説とちょうどよい量で、負担になりすぎないけど頑張れること。
コツコツ地道にやっていけば、やっている問題は「和訳」であっても、「長文」に対する力が知らず知らずのうちについていきます。
そこで、受験生の利用者の多い「英文解釈の技術70」の、使い方について徹底解説!
歴代の受験生に愛され続けてきた良書だからこそ、しっかり取り組むことで英語の力を“着実に”つけることができます。
英語が得意でも、ニガテでもない人へ
この参考書に取り組むべき人は
・英語が得意でもニガテでもない人
・長文でもしっかり読める力を身に着けたい人
です。これから英語を得意科目にしたいと考える人にはピッタリでしょう。
週2,3題でOK!
読んでいるあなたが高校2年生なのであれば、1週間に2,3題ずつ、じっくり取り組んで見てください。
そんなに多いと感じないのではないでしょうか?
高2が終わるまでに1周終わらせたいので、このペースだと10か月ほどで終わらすことができます。
1周終われば、復習としてもう1周したり、『英文解釈の技術100』に進みましょう。
これがベストの使い方!!
まず、順番としては一章ずつ順を追って取り組むことをおススメします。どれも厳選された70問です。着実に取り組み、抜けがないようにしたいところです。
コツは
①解説を見ずに一度訳してみる。
(巻末に問題一覧があるので、これをコピーして一問ずつノートに切り貼りするとよい。)②訳すときにS.V.O.C.M…と文構造を書き込んでいく。
③知らなかった単語はメモ欄を用意して書き込んでいく。
④最初は綺麗に訳せないと思うが、できるだけ解答に近い訳を目指してみる。
以上です。
これを地道に練習していけば、英文の中の一つ一つの要素(目的語なのか?補語なのか?など)が鮮明に分かるようになり、いつの間にか長文を読む速度も上がっていきます。
実際にこれを使った筆者が、この参考書を推す理由
和訳が直接の問題として課されることはそんなに多くありません。
しかし、どんな試験を受けるにしても英語には必ずある程度の長さの文を読む問題がついてまわります。
短い文が素早く、かつ的確に読める(=文の意味が理解できる)ようになることは、長文を素早く、かつ的確に読むための遠いようで一番近い道のりです。
70題と言うと少し多そうに聞こえますが、10ヶ月ゆっくりじっくり取り組めば、3年生で実際の入試問題に当たっていくための読解力は必ずつきます!
もし迷っている人がいたら是非取り組んでみてください!
このコラムを書いたのはこんな人! 【文学部2回生 Sさん】 鳥取県米子東高校出身。京都大学文学部人文学科在学。 高校時代は2年生の終わりまで吹奏楽と軽音楽に没頭。勉強の優先順位はそれらより下に。 吹奏楽部を引退した高3の春に倫理や国語の授業から、文学や哲学といった人文系の学問に興味を持ち、それらの学問のメッカである京都大学文学部への進学を志す。しかし、地方都市という立地ゆえに専門的な予備校もない状態であり、受験勉強の大半を独学でこなす。学問をしたいという気持ちから一年で春のD判定からの逆転合格を果たした。 現在は哲学・宗教学・社会学等様々な学問に触れ、「人間ってなんだろう」ということを考えながら、河原でサックスを吹く日々を過ごしている。