
・文系の高校生で社会の選択科目を決めていない
・今勉強している社会の科目は少しニガテかも・・・
文系だとやっぱり英語が最重要で、国語、国公立なら数学、あとは…社会。
この2教科は選択科目として受験科目に入っていることがほとんどです。
大体の高校では、秋ごろに科目選択を含めた来年度の進路調査がされると思われますが、それまでに科目選択について、考えてみましょう!
▼理科の選択(共通テスト向け)に関してはこちら 【京大文系志望向け】化学?生物?物理?地学?選択理科の選び方
重要なのが、志望校の二次試験の指定科目と対応しているか。
大学によっては、倫理・政経が二次試験に入っていないことがあるので要注意です。
※例:京大の二次試験…世界史・日本史・地理の中から1科目
東大の二次試験…世界史・日本史・地理の中から1科目
社会の科目の内訳は世界史、日本史、地理、倫理、政経など。それぞれの特徴とどんな人が向いているかを見てみましょう。
・世界史
日本史と比べると、扱う空間的な範囲が広い(全世界を扱う)ので、「広く浅い」学習が求められる傾向にあります。あと、やたらとカタカナの人名や地名が出てくるので、横文字が苦手な人は苦労するかも。
ちなみに、世界史は漢字は出てこない…ということは残念ながらありません。中国史で漢字はバリバリ出てきます。日本史より漢字覚える量は少ないとは思いますが。覚えることは多くて大変です。しかし、一度知識が身につけば点数は安定しやすいです。
こんな人にオススメ!
・暗記が得意!
・同じ分野を学び続けるのは飽きてしまう
・世界地図がだいたい頭に入っている(世界史では地図を用いた試験問題もよく出ます)
日本史
中学までで勉強した歴史はほとんどが日本史です。つまり、一通りの流れはすでに勉強済み。高校で勉強するのは、そこからさらに深く細かい知識。
さきほどの世界史と比較すると、「狭く深い」学習が求められる傾向があります。また、漢字で書けないといけない用語も多数あるので、用語暗記は書けるようになるまで頑張りましょう。世界史同様、一度知識が定着すれば、安定して高得点が狙える科目。
こんな人にオススメ!
・中学の時から歴史が好きで、得意!
・漢字を覚えるのは苦にならない
・暗記が得意!
地理
歴史2科目と比べると、暗記よりも「考える」問題が多いです。図表やグラフといった資料の読み取り問題も頻出。暗記量が多くないぶん、学習時間が少なめでもそこそこの点数は取れるが、点数が安定しにくい一面も。
こんな人にオススメ!
・暗記よりも思考力で勝負したい!
・図表やグラフの読み取りが得意!
倫理
専門的で抽象的な用語が多く、人によって好き嫌いが分かれやすい科目。暗記量は普通。思想を理解するのにはある程度の読解力が必要なので、国語が得意な人は有利に働くかも。
こんな人にオススメ!
・抽象的な議論に抵抗がない
・国語の読解が得意!
政治経済
暗記事項もそれなりにありますが、一般常識や時事問題の比率も高めです。普段からニュースをよく知っていて、新聞もいつも読んでいるような人だと、教科書に載っている内容はすでに知っていることも多い。
こんな人にオススメ!
・普段からニュースをよく見ている
・一般常識には自信がある!
いかがでしたか?何か興味を持てる科目は見つかったでしょうか?
様々な科目の特徴を解説しましたが、最終的には「自分が少しでも興味の持てる科目」であることが重要だと思います!
進路調査寸前でどうするか悩まないように、早めに考えておきましょう!