京大生インタビュー

ボート部一筋京大生が、わざわざ京大法学部を選んだ理由

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110年の歴史を持ち、全国大会での優勝経験のある強豪「京大ボート部」。

そこに大学の4年間所属し、まさに部活に打ち込んだ京大生。

「京大まで行って、毎日部活。」

彼が他ではなく京大を選んだ理由、大学で部活にのめり込んだ本当の理由とは?

部活を頑張っている高校生、部活に打ち込めない高校生、どちらにも読んでほしい、一人の京大生のストーリーです。

宮本浩平 
京都大学法学部4回生 
私立AICJ高等学校出身。

中学時代は野球部、高校時代はバスケ部と、精力的に部活に打ち込むかたわら、高1から京大を志し、受験勉強にも早くから取り組んできた。
大学入学後は、必死に何かに取り組むラストチャンスだと思い、体育会ボート部で日本一を目指し4年間選手として活動。
選手引退後は、かねてから興味を持っていた教育に取り組むべく、学習塾で子どもたちの指導にあたる。

「部活ざんまい」の大学生活

高校時代、部活に入っていましたか?

高校はバスケ部、中学は野球部に入っていました。ただ、学校自体それほど部活に力を入れてなかったので、週2、3くらいでした。

進学校だったので、補習が遅くまであり、時間は限られていましたしかなり弱い部活でした。だからこそ、大学では全力で部活をやってみたい、と思ったんです。

大学では部活に入る人はそんなに一般的ではないですが、でも僕は部活に入ることを選びました。

大学ではなぜ、ボート部に?

先ほど言ったように、1つは、社会にでるまでに1回くらい部活三昧の生活を味わってみたかったということがあります。

もう1つは、一生の友達が欲しいなと思って入学して、サークルとかだとそういった友達ができないのではないかなと思い、部活を選んだんです。そこでアメフト部とラクロス部とボート部で悩んで、自分に一番合ってそうなボート部を選びました。

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70年近く続く東大との試合後に、敵味方関係なく肩を組んで『琵琶湖周航の歌』を歌っている場面。部の象徴的な歌であるこの歌は、今年誕生から100年を迎える。

「部活中心の大学生活」という感じでしょうか?

僕の場合は、もうそんな感じでした。

毎日練習があって、琵琶湖で合宿をしている時期は、学校に40〜50分かけて自転車で通ったこともあります。

もちろん部活も研究生活も両立させている友達もいましたが、僕自身は学部の勉強自体にそこまでのめりこめなかったので、代わりに部活にのめりこんだという感じです。

京大に行こうと決めた時から、部活にのめり込む大学時代をすごそう、と?

いや、全然そんなことはないです。

むしろ、高校時代は“サークルもバイトもやって、勉強もぼちぼちがんばる”、みたいなキャンパスライフを想像していました。

でも、結果的には、よかったと思っています。現役で京大に入れて、特に大きな挫折も味わわずに過ごしてきたなかで、大学の部活では結構挫折を味わって、そこからの立ち直り方とか身に着けることができたので、まったく後悔はないですね。

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“難易度の高い大学”を目指した理由

京大を志望したきっかけは?

もともとは、学校の先生になりたいと思っていました。

地元には広島大学という、教員養成に関しては歴史的に有名な大学があって、ずっとそこに行くもんだと思っていました。

そのころは中高一貫の中だるみで、「そこそこ勉強して、そこそこ楽しく過ごしながらそこそこの大学に行けばいい」と思っていて、当時の成績なら十分広島大学に行けるんじゃないかと思っていたんです。

それを当時の担任に言ったところ、「目標通りにうまくいくことなんてない。8割目指したら、たいていは6割しか取れないよ。本気で10割目指しなさい。」と真剣に怒られて。

そのときはじめて広島大学より難易度の高い京大を意識しました。

それで、高1の時に京大のオープンキャンパスにいきました。京都自体、旅行で何度か来たこともあり、世界遺産に囲まれて暮らせるということや、キャンパスの落ち着いた空気などが気に入って、すごく京大で勉強するイメージがわきました。

結構、京大と決めたのは早いですね。

そうですね、かなり早いですね。

学部こそ迷っていましたが、京大というのはぶれていなかったです。

決めてからは、京大合格した受験生の合格体験記や、受験アドバイスが書かれたページをインターネットで見るなど、高1・高2の時点で意識していました。

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法学部に決めた理由は?

高3までは歴史が好きだったので、文学部に行こうと思っていました。

ただ、高3の夏の模試ですごくいい結果だったこともあり、さらに上を目指したいなという欲がでて法学部に変えました。

単に「法学部」のほうがカッコいい、という理由もありました。笑 

あとは、法学部出身の学生がいろんな職業に就いていたのを知って、他の可能性も広げたいな、と思ったというのも理由です。大学に入って、教師になるか、社会に出るかで迷いましたが、いったんサラリーマンとして働くのも面白いと思って、結局就職することを選びましたが。

受験勉強=合宿

高1で志望校を決めて、そこから勉強はかなり頑張りましたか?

定期テストだけは、毎回学年の上位30位くらいに入れるように勉強していましたが、それ以外は特にやっていませんでした。全科目、だいたい80点くらいとれるように勉強していました。

話を聞いていると、高1の時点から計画性がすごくあったんだなあ、と感じます。

先生に恵まれていたのもあって、計画的に勉強する大切さは、教わっていました。

今考えてみると、京大受験を目標においてから、そこから逆算して今は何をすべきか、どれくらい自分が力を注げばいいか、というのを的確に分析できていたのかもしれません。

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高3、受験生時代の勉強の様子は?

一言でいうと、「すごくストイック」でしたね。

京大には浪人を経て入学した人もたくさんいますし、今は全く浪人は対して思うことはないですが、当時の自分は「浪人への恐怖」なるものがあったんです。

高2の春、予備校から出てくる浪人生の姿を見たとき、「浪人生は一日中勉強しているんだろうな」と思って、とりあえず塾の自習室に10時間くらいこもってみることにしました。

学校の宿題や、基礎的な問題集などを中心に、春休みはほぼ毎日塾に10時間くらいこもってやっていました。すると、思った以上に効果が表れるのが早く、4・5月に受けた全国模試で京大のA判定が出たことがきっかけで、「やればできるんだな」と実感できたんです。おかげでそれ以降も本格的に受験勉強に打ち込むことができました。

平日は学校から帰ってきてからは2,3時間くらい、暗記ものを中心に、土日は10時間くらい塾の自習室にこもって問題演習を中心に勉強していました。

夏休み前も続けられた理由としては、同じように高いレベルの大学受験に挑戦するべく本格的に勉強をしていた友人の存在が大きいですね。彼らに負けまいと、「少なくとも彼らが帰宅するまでは自習室にいよう」と思って勉強していました。

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まさにストイック、という感じがしますね。

夏くらいからは、「京大に行けないと死ぬ」くらいに思っていました。

第一志望に受からなくて、第二志望に行ってしまう自分への嫌悪とかに追い立てられて勉強していたような気もします。

とにかく、「落ちたくない」という不安を打ち消したいがために勉強し続けたという感じでしたね。その結果、ストイックに勉強していた、ということです。

あとは、「ゴールが決まっている」ことは大きいと思います。

3月にはこの苦しい受験勉強が終わる、と考えることができたのも、続けられた要因の一つですね。

一生に一回くらい、これくらいしんどい思いしてもいいでしょ、みたいな。勉強合宿をやっているような気持ちでしたね。

だから、ゴールは決まっているんだし、やらないといけないとわかっているなら、ぐずぐずせず早めに覚悟を決める方がいいです。

「腹をくくれ」ということだと思います。

その言葉通りの受験生活を送っていた印象です。

中途半端って、一番ダサいって僕は思うんですよ

「覚悟を決めて頑張っている自分、カッコいい」そうやって思っている方が、よっぽどいい気がします。dsc_0911_33898081751_o 

卒業論文なし・学科なしの京大法学部

話は変わりますが、所属される京大法学部はどのような学部でしょう。

かなり自由な学部ですね。

履修する科目は自由ですし、先生に成績についてあれこれ言われることもないですよね。卒業論文もありませんし。

実は、入学してみて最初に、「法律無理や」って思ったんですけど、京大の法学部は政治系の科目をメインで履修しても卒業できるほど、法律系・政治系・経済系の科目を様々に勉強できるんです。

そのおかげで自分の興味があった政治や歴史を中心に専門を深めることができました。逆に言うと、かなり自立を求められる学部だと思います。しっかり自分で目標を定めていないときつい学部かもしれません。

京大行く人って、結局はフィーリングで選んでる人も多いと思います。

僕の場合は、やりたいことがぼやけて、いまいち「これだ!」っていう進路が見つからなかったからこそ、なんでもできる自由な京大に行こうと思った、という部分もありますし。

法学部も、そういった意味で、他の大学に比べると様々な学び方をできると思います。

「縁の下の力持ちになりたい」

最後に、将来の目標を聞かせてください。

ざっくりいうと、「縁の下の力持ちになりたい」です。

これは昔からずっと変わりません。父親に常々言われていたことで、どんな仕事につこうとも、かならずひとのためになる仕事をしなさい、と教えられてきたので、その考え方は今でも自分のなかで貫かれていると思います。

だから、僕は主役じゃなくてもいいので、だれかに必要とされるような人でありたいな、と思っています。

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宮本さん、ありがとうございました。

「受験勉強は合宿」、「腹をくくれ」。

THE体育会系に見える宮本さんの、勉強のエンジンは「落ちたくないという不安」。

どんなにストイックで、どんなに強く見える人も、不安や迷いはあるようです。

今部活に打ち込んでいる高校生、そのエネルギーは受験勉強にも通じるものです。

部活にも勉強にもやる気の出ない高校生、いつかは来る受験、どうせなら本気でやってみたらどうだろう。

 

あなたは将来、京大でどんな生活を送るだろうか?

勉強一筋? バイトを頑張る? 部活に打ち込む?

そんな想像を膨らませながら、頑張る受験生を、まなべーとは応援しています。

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当記事は、京都にある個別指導塾のリジョイス講師陣が執筆しています。

リジョイスでは現役京大生の中でも厳しい選考を通過し多岐にわたる研修を経た一流の講師陣が指導をしております。
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