この記事を書いたのはこの人!
専門学科対策専門塾‘リングアカデミー’英語講師 河野先生
リスニング問題に必要な力とは?
リスニングは「聞き取れないから解けない…」という声をよく聞きます。
が、本当にそれが原因でしょうか? 確かに、全く英語を勉強したことのない人がいきなり問題に触れたとしたら、解けないということもあるでしょうが、高校入試のリスニングは、全て聞き取れなくても解けるように設定してあります。
日本語でも、聞き取れない言葉があっても、何を話しているかはわかる、ということがありますよね。そういうのと似たような感覚で問題が解けるようになっています。
では、そんな高校入試のリスニング問題、
「準備力」
で決まります。
この「準備力」とは何なのか。またこの力はどうやって身につけるのか、説明していきます!
「放送前」と「放送中」別に対策する
「放送前」→「放送中」と2つのタイミングがポイント!
「聞くべきポイント」をしっかり押さえるだけで点数はとれる。
問題用紙にもヒントはたくさん転がっている!
放送前にすべきこと
1.リード文をチェックする
必ず目を通し、これから放送される話題の場面をつかむことが必要です。そのためには、大問のすぐ横に書いてあることの多い、リード文をしっかり読むことです。
「次の文は、海外からきたメアリーに、中学生のエミが道案内する場面です」といったようなもの。これを読むか読まないかで、そのリスニングの運命が決まると言っても過言ではありません!
2.選択肢チェック
選択肢の中に共通する部分がある問題(以下の⑵、⑶、⑷のような問題)では、異なっている部分だけに注目します。大抵の場合、リスニングは大問1にあり、開始が始めるまでに多くて数分なので、リード文含め、全て読んで準備するというのは諦めた方がいいでしょう。
よって、選択肢一文一文を見る必要はなく、選択肢の「異なる部分」のみ把握してください。
(※筆者作成)
そして、写真のように異なる部分から読み取れる、「聞かれそうなこと」を予想できれば完璧です!!
放送中にすべきこと
放送中については、受験する高校によって対策が少しことなってくるので、自分の受験校の傾向を知った上で、正しい対策をするようにしてください!
放送のされ方として、以下のことが考えられます。
①放送が2回流れる場合
1回目と2回目で、聞く姿勢はかなり異なります。重要!!
1回目。
メモを取らないこと。あくまでも「誰が」「何をしている」場面なのかを把握することに徹底してください。
2回目。
質問で問われたことの答えを探しながら聞く。例えば「誰が?何を(どこで)?」を探しだすように聞きます。
②質問が問題用紙に書いておらず、聞き取る必要がある場合
質問が放送で流れる場合、「聞き取れなければ答えるべきものがわからない!全て聞き取らなければ!」と肩に力が入りがちです。が、そうなると大抵聞き取れません。
聞き取れないとなるとさらに焦るので、はじめから「最初の4語」を聞き取ることに徹底しよう。
大抵の疑問文は、最初の4語で聞かれていることを把握することができます。
・What will she do….?
・When did he go….?
「疑問詞」「主語」「動詞」を捉えられれば、全て聞き取れたのも同然でしょう。
高校受験のリスニングあるある
以上のように準備し、メモする流れ、だいたい理解していただけたでしょうか?
また、高校入試のよくある傾向を知っておくことで、怯えることなくリスニングに立ち向かえます。そのあるあるとは、
・放送の流れに沿って、上から順に出題される
・等間隔に出題される
ということ!気づいている人もいるかもしれませんが、大抵の問題はこのように出題されます。
よって、以上の放送前の準備をし、放送中の注意を踏まえて聞いていれば、確実に、点数は取れます!
いかがでしたか?
多くの人が苦手意識を持つ「リスニング」。もう一度言いますが、高校入試のリスニングは全てを聞き取れる必要はなく、対策をすれば必ず伸び、点数を取れます。
みなさんがリスニングを得意分野できるよう願っています!!
この記事を書いたのはこの人!
専門学科対策専門塾‘リングアカデミー’英語講師 河野先生
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