
物理を最速で得意にする
授業のおともから入試直前まで末永く役に立つ名著はこれ!
こんな人におすすめ!
・定期テストで点数はとれるが単なる解法暗記になっていると感じる人
・学校の授業の理解に苦しんでいる人
・入試演習に入る前に短期間で復習をしたい人
参考書の特徴
「物理のエッセンス」は河合塾から出版されている高校物理の参考書です。
「力学・波動」と「熱・電気・原子」の二冊に分かれています。
この参考書の特徴はまず公式の導出が非常に丁寧なことがあげられます。物理の教科書では淡々と解説されがちになっている導入の部分を分かりやすく説明してくれているのでスムーズに理解することができます。
また少ない例題、問題を通じて入試問題を解くために必要な知識、解法をほとんどすべて学ぶことができます。
さらに随所に盛り込まれた「チョット一言」「Q&A」などのコラムが秀逸で受験生が疑問を持ちやすい部分、なんとなくの理解で済ましてしまいがちな部分をしっかり解説してくれます。この参考書は一冊の厚みは薄いですが非常に中身の濃い参考書になっています!
使い方
学校の授業のおともとして
物理の学習において単純な公式の暗記ではなく少ない公式を使いこなすために導出からしっかり理解することが重要です。
単に物理のエッセンスを読み流すだけではなく、実際に手を動かして人に説明できるくらい理解することができれば物理の成績がぐんとあがるでしょう。
物理のエッセンスに載っている問題は少ないですが、ポイントをチェックできる良問ばかりです。しかし、初見で解くのはやや難しい問題が多いです。
一回目は解けなくても仕方ないと割り切り、5分考えたら答えをみて勉強するようにしてもいいと思います。
また、物理のエッセンスだけでは問題演習の量が不足します。物理は実際に似た問題をたくさん解くことで理解が深まるので、物理のエッセンスで学んだ解法を使い学校で配られる教科書傍用問題集(セミナー物理等)で演習すると効果が倍増します!
まとめると
「授業+物理のエッセンスで公式の導出」→「傍用問題集の基本問題で公式を手になじませる」→「物理のエッセンスの問題を解いて解法のポイントを学ぶ」→「傍用問題集の発展問題を解く」
とすると学校の授業を利用しつつスムーズに物理のエッセンスを身に着けることができます。
入試問題の解法の辞書として
物理のエッセンスは問題の解き方の辞書としても利用できます!
物理の問題を解けないのはほとんどの場合基礎の理解がおろそかになっている場合や忘れている場合が多いです。
単に問題集の答えを見るだけではなく、物理のエッセンスに戻って解法パターンと公式の導出を確認すると応用力をつける効果的な復習をすることができます!
また同じ河合塾から出版されている「良問の風」「名問の森」は同じ筆者によって書かれており、スムーズに難問の演習に取り組むことができます。
まとめ
筆者はもともと物理が好きではあったのですが単振動あたりから学校の授業の理解度が著しく落ちていました。しかし、このテキストを使うことで最終的には物理を得意分野にすることが出来ました。
このテキストを使って物理を得意科目にしましょう!!