今回紹介する参考書は「受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題」です!
受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題 数学 改訂版
この本は見た目が薄いですが高校受検に大切な解法をほとんど押さえることのできる優れた問題集です!
実際に京都の専門学科(堀川・西京・嵯峨野・桃山)に受かった先輩も使っていました!
なお、もちろん全国の難関レベルの公立高校入試にも効果的です。
タイトルにもある通り、数学を「短期間で」「応用レベルに」持っていきたい受験生におすすめの問題集です。
〇難関入試の応用レベルに近づける!
【特徴】
この参考書は『受験生の50%以上が解ける 落とせない入試問題集』の姉妹本です。
中学数学の問題はレベルとして
① 教科書内容の理解 ② 計算問題レベルの問題 ③ 解法パターンで解ける典型問題 ④ 思考力を要する設定の複雑な問題、融合問題
の大きく4段階にわけることができます。
この参考書は③と④のレベルの両方を含んでいます。
ページ数は少ない(問題集)ですが入試に必要な解法パターンをほとんど押さえてあるので、
この問題集をしっかりやりこむことができれば、専門学科の入試問題といっても初見で手が動かないという問題はほとんど見かけなくなるでしょう。
また、正答率が5%を切る「差がつく」マークがついている問題は
講師が初見で解いても苦戦する問題があるくらい難易度が高いです。
数学を得意にしたい人もこの問題にじっくり取り組むことで思考力を磨くことができます!
〇目標レベル別のおすすめ勉強法!!
【使い方】
まずこの参考書は見た目のわりに難しく時間がかかるということは、理解しておきましょう。
しかし、この参考書さえうまく使いこなせば、合格にぐっと近づきます!
(数学で差をつけられたくない人向け)
まず上記の①②のレベルが身についていない分野は焦らずにしっかりと手元の問題集をつかって復習しましょう。
その上でこの問題集の「差がつく」以外の問題をすべて解けるようになりましょう。
この問題集は短時間で解法を網羅できるという素晴らしい点がありますが
反面練習が足りなくなりがちなので、問題を解いたあと自分なりの言葉でパターンを書いてみると効率よく知識を整理できます。
例えば、上の写真みたいに「直径をみたら円周角は90度」などです。
「差がつく」問題は難しいので数学で点数を確保したい人以外は完全に解けるようにならなくても大丈夫です。
また解説が簡潔なのでわからないところは学校の先生などに質問するといいでしょう。
(数学が得意な人向け)
「差がつく」問題も含めてすべての問題を解けるようになりましょう。
ただあまり長く考えても解けないときは解けないので10分ほど考えて進まなくなったら答えを見て、
何が難しかったのか必ずメモするようにしましょう。
解いたあとの振り返りをするかしないかで数学の応用力の付き方が変わります。
この参考書に取り組むタイミングとしては教科書内容がおわって、本格的な過去問演習に入る前に解法を一通り抑えるのがベストでしょう。
専門学科で数学を得点源にしていきたい人は11月くらいまでに終わらせられるといいでしょう。
(この問題集の注意点)
専門学科で頻出の整数問題を十分カバーできていないので別の問題集で勉強する必要があるということだけ注意しましょう!
またこの問題集に含まれる「規則性」の問題は前期入試では出題されません(中期入試では出題されます。)
『受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題』をうまく使いこなして短期間に数学の力を伸ばしましょう!