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【桃山高校丸わかり】受験するなら知っておきたい入試分析と対策編

スライド3

1.ざっくり入試分析
 1-1.英語
 1-2.国語
 1-3.数学
 1-4.自然科学
 


2.対策
 2-1.英語
 2-2.国語
 2-3.数学
 2-4.自然科学

 

入試傾向ざっくり分析

各科目の総評は以下の通りです。(「リングアカデミー」入試分析資料より一部抜粋)

英語

桃山英語と言えば、近年では上のような大問構成がオーソドックスな形として定まりつつある。

まず初めに伝えたいのは、桃山英語は満点を狙う試験ではないということである。

合格ラインは6割〜7割となっており、中学校の定期テストとは点の取り方が全く異なる。

問題数・レベル・制限時間の 観点から考えれば、当日の戦略として、「素早く解きやすい問題を見極め、着実に正解する」ことが合格への最短ルートだと言える。 理想的な制限時間50分の使い方としては、まず前半戦は大問1・大問2・大問5 でスピード勝負を仕掛ける。この3つの大問は、単語・熟語・会話表現などの英語の知識を問うものが多く、また分からないものは考えても正解にたどり着きにくい特徴がある。そのため、前半の15〜20分でこの3つの大問を解いていく。

続いて大問3・大問4の長文問題に取り掛かる。理系の高校ということもあり、科学的内容をテーマとした長文が取り扱われており、論文から必要な情報を抜き出す力を求めている。いかに下線部や空欄の前後の内容を理解し、解答根拠にたどり着くかが攻略のポイントになる。

 

国語

桃山高校の国語の検査は、例年大問2題構成であり、大問1が現代文、大問2が古文からの出題となっている。

今年度もその構成に変化はなく、引き続きこの構成を意識した対策が求められる。 比較的長い長文を読み下し切る処理能力と、さまざまな問題形式に対応する解答能力が求められる。

大問1・2を通じて、しっかりと時間配分を行い、取る問題を確実に正答していくことが重要である。桃山志望者は例年理系の生徒が多く、国語を苦手とする受検生が多いものの、総合点で判断される専門学科入 試において、400点中100点を占める配点的にも国語の重要度は高い。国語で点数を稼ぐことが出来れば、他の受検生と大きく差をつけることが出来ると認識しておいてほしい。

数学

桃山数学の特徴としては、大問の数がほかの専門学科入試よりも多く8〜9題あるという点と、比較的典型問題が出題されやすいという点がある。大問数が多いために全問正解を取りにいくのではなく、解きやすい問題を正確に見極め、その問題を確実に正解できるかがポイントとなる。また大問数が多く、分野としてもまんべんなく出題されるために、苦手な分野をつくらないように勉強していきたい。

自然科学

今年度も昨年度と同様、大問3題の構成であった。

出題傾向としては、ここ数年と比べて大きく変わったところはなく、教科書に記載されている基本的な知識をもとにし、問題文中の条件をヒントにして論理的思考を組み立てられるかを試す問題が、大問1をはじめとして多く出題された。

このように、身近な題材などの初見内容を、数値を用いて客観的に読み解いていくのは、桃山自然科学最大の特徴である。 設問形式に関して、表の読み取りや図・グラフを描かせる問題が毎年必ず出題されるため、入念な対策が必要となる。

今年度も、ばねの伸びに関する表を読みとってグラフを描き、計算を行う問題が出題されている。よって、表を読み取る練習や、実験の結果から考えられることを、数値を用いて客観的に考察する力を鍛えておく必要がある。 下の表を見て分かる通り、最近は化学分野からの出題が続いているが、全体的に著しい偏りは見られないため、全範囲を網羅的に学習することを最優先とし、その上で「分野別分析・対策」で述べる、桃山高校特有の問題を対策することが基本となる。

 

対策

リングアカデミーのオススメする各科目の対策は以下の通りです。

英語

 

①長文読解


会話文では、しっかり会話の中の情報を掴み、何に対して、何を答えているのかをきちんと把握して読み進めることを心がけよう。

対策法は、会話文の選択肢を「Yes・No疑問文」と「5W1H疑問文」と「返事」の3つに分けることである。前後関係と選択肢のパターンで素早く解答できるように練習しておこう。
大問3・4の長文総合問題では、例年重要になるのが、and前後の文構造の把握である。andは、A and Bのように2つのときだけでなく、A, B, and CやA, B, C, and Dのように3つ以上の同じ品詞のフレーズが反復されるときに用いられる。

andを用いるとどうしても1文が長くなってしまう分、文構造が見えにくくなってしまい、結局何が言いたいのかが分からなくなったりする。普段の長文演習からandに注意して読んでおこう。総じて、教科書レベルの基礎的な単語や文法を押さえたうえで、正確に和訳する練習、正確に英訳する練習、内容を要約する練習を行っておけば、対応は十分できる。


②文法問題・英作文


文法問題では、日頃から単語を書くことができることをゴールにして書き取り練習をしておき、全問正解できるようにしておこう。
英作文では、出題パターンは次の2つである。


・整序作文
・グラフを読み取りそれを本文に合うように英語で書く問題


2つ目の「本文に合うように」というところがポイントになっており、この大問で空欄にされる部分は、主語だけが空欄になっている場合や、文全体が空欄になっている場合など空欄になる箇所が設問によってばらばらになる。目の前の空欄が文のどの部分なのかを構造を理解した上で書かなければ点は与えられないと思っておこう。

国語

 

①一:現代文分野


まずはやや難易度の高い論説文に多く取り組むことで、基礎的な「論理の理解」の力を養う必要がある。

また、この際に「科学」「哲学」と言った、桃山現代文においてよく出題される題材の典型的な論理展開や背景知識を身に着けられると、後々非常に役に立つ。これらはまず学校の授業などを基礎としているものであるので、学校の国語の授業をおろそかにしてはいけない。
また、本文も比較的長いものが出題されるため、じっくりと時間をかけて読み込むというわけにはいかない。

筆者の具体的な例示などの箇所は「素早く内容を把握し、文章全体を理解する手掛かりとする」という意識で読み、傍線部の周辺や抽象的な主題がまとめられている箇所は「注意深く、その部分がどのようなことを言い表しているのかを考えながら読む」といった、メリハリのある読み方が必要になってくる。

早い内から意識的に文章に当たり、このような読み方ができるようになっていってほしい。
そのうえで、幅広い設問形式に対応するための十分な演習がカギとなる。演習を積むことで少しずつ慣れていくということも可能であるが、選択問題における選択肢の吟味の仕方や、記述問題に取り組む姿勢など、コツをつかんで意識を変えられれば一気に取り組みやすくなる設問も多い。


リングアカデミーでも、「文章の読み方」「問題解答のコツ」などのテクニックにかかわる指導を中心としつつ、「志望校別」の講座などでは桃山高校に多く出題される「科学」「哲学」と言った題材の背景知識をつけてもらうことまでを目指し、桃山高校にフィットした対策を行っていく。


②二:古文分野


第一に、出題される古文を「完璧に理解し逐語訳すること」は、受験の時点では不可能であり、またそのような能力は求められていない。古典文法に習熟していない中学生にとっては当たり前のことであり、高校で学ぶような文法事項をできるだけ詰め込むということは、非効率的であるだけでなく難しいことであるため、するべきではない。受験に際して必要なことは、「読解に役立つ最低限の知識を定着させること」である。


そのためにも、古文を読む際には現代語訳を必ず参照するようにする。最初のうちは古文を読むこと自体が難しいため、現代語訳を手元に置き、古文を読む中でわからない箇所があればすぐに参照し、解決しながら問題を解いていくという方法でも十分に効果がある。演習を積み、少しずつ古文が読めるようになってきてから、いったん古文だけを手掛かりに問題を解き、その後に現代語訳を参照しながら答えを確認するという方式にシフトしていくのが良い。


知識面に関して、リングアカデミーでは、講師が専門学科の過去問を分析し、厳選を重ねた「最低限の知識」の集大成として、リングアカデミーオリジナルテキスト「古典文法これ一冊」を作成。古文の講座を進める中でお配りする。この一冊を手元に置きながら古文の読解を繰り返すことで、専門学科受検のために「必要かつ十分な知識」を定着させられると考えている。

 

 

数学

 

①式の計算・二次方程式


大問数が多い桃山数学において式と計算、二次方程式の分野は素早く解答するだけではなく、ミスなく確実に得点していきたい。そのためには、普段から、計算問題を解いて正答できていればよいという姿勢ではなく、時間をはかって計算問題を解き、さらに別の方法で検算するなどの工夫を常に心掛けるべきだろう。


②資料の活用


資料の活用は近年出題が増加傾向にあり対策が手薄になりがちな分野である。問題そのものは難しくないことが多いので、表をつくって情報を整理するなどすれば、ほとんどの問題は公式に帰着できる。まず演習問題を通じて公式に慣れ、典型的なパターンを押さえたい


③確率・場合の数


確率・場合の数は毎年出題される分野の一つである。確率・場合の数の基本は数え上げであり、まずは表や樹形図を漏れなく確実に書けるようになることが必要である。本番ではこのタイプの問題を落とすと合格は遠のくと心したほうがいいだろう。

サイコロを3つ以上使う問題など、すべての場合を書き出せない問題のときは、条件からある程度書き出す内容を絞って書きあげていくことが大切である。


④二次関数


二次関数の問題は、出題パターンが限られるために優先的に対策することを薦める。

今年度の(3)のように面積比を絡めた問題の場合、ほとんどは「『面積比→底辺の長さの比』の読み替え」、「相似比の利用」、「等積変形」のいずれかの問題である。網羅的な参考書を使ってしっかり解法を整理することが大切であり、その際、先にあげたような問題のパターンを自分なりに言葉にすると整理されやすい。


⑤平面図形


平面図形の問題は、パッと見ただけでは、相似を使うのか三平方の定理を使うのか図形の性質(二等辺三角形など)を利用するのかわかりにくい。

そのため、どのアプローチで解答を進めていけばいいのかわからず手が止まってしまいがちである。しかし、逆にいえば、ほとんどの問題は三平方の定理か相似か図形の性質を利用する問題である。

同時に三つのアプローチで探すのではなく、「三平方はうまくいくか?」「だめなら相似ではどうだろうか?」と順番に試してみると考えやすい。また図形の問題は、答えから逆算して欲しい辺がどこなのか考えるトップダウン的なアプローチと、とりあえず図形にわかることを書き込んでいくボトムアップ的なアプローチの両方が必要なことは覚えておいてほしい。


⑥立体


立体図形の問題は、切断する作業がある以外は基本的に平面図形の問題と変わらない。

問題をたくさん解いて、切り方のコツを身に着けておくことが大切である。切り方に関しては、パターンが限られているために網羅的な参考書で押さえておこう。切断できるのに解けないのは、たいていの場合、平面図形の問題が解けないからであり、焦らずしっかり平面図形の練習もしよう。

⑦整数


整数分野は、桃山数学では頻出であり、学校でしっかりとりあげられることが少ないため、独自に勉強していく必要がある。

整数問題は、問題集によく載っている典型問題からの出題と、約束記号などを用いてその場で考えさせる問題との、大きく分けて2つのパターンがある。前者に該当するのは、「約数に関する問題」、「素因数分解を利用する問題」、「方程式の整数解を利用する問題」などであり、これは合否をわける一題になりやすいため、参考書や問題集で十分に演習することは必要である。

後者に関しても練習すべきだが、本番ではすぐには解法が思いつかない場合も多い。そういう場合は、無理せず(1)の簡単な問題だけといて他の大問に時間をまわしたほうがよいだろう。

自然科学

 

◎各分野共通して

桃山高校では、しばしば誘導形式の問題が出題される。

誘導問題とは、前の問題が次の問題のヒントになることで問題が解けていく問題のことである。誘導問題では、受験生1人では解けない問題を解かせることが最終目的であることが多い。このような誘導問題に対策するためには、問題の量をこなすことはもちろんであるが、小問ごとに独立して解くのではなく、各小問の関連性をきちんと考えながら問題に取り組むことが欠かせない。


①物理分野・化学分野


物理、化学の両分野において、各物理量の変化が与える影響は必ず抑えておくべきである。

2017年度の2においても、力のつり合いを考える際に必要な要素(力の大きさや、支点からの距離)が分かっていれば、クレーンのモデルをさらにシンプルな図で書き換えることができるはずだ。物理現象を考える際には、問題文をヒントに、初めに必要な物理量を列挙する習慣をつけて欲しい。必要な情報だけに注目することで、ものごとの見え方は随分変わってくるものである。


②生物分野・地学分野


この分野でも、他の分野と同様に論理的思考力を鍛える必要がある。

生物分野に関しては、まずは暗記事項を片付けてしまい、その後に桃山特有の図や表を用いる設問形式や誘導問題に慣れるために、過去問等を用いた問題演習を積むとよいだろう。

地学分野に関しては、事象を単純に暗記するのではなく、そのメカニズムをしっかりと理解していなければならない。

とくに、天体分野では明確なイメージをもつ必要がある。そのためには、実際に地球儀を持ちながら勉強するなどといった工夫があげられる。また、当該分野は、学校ではかなり遅い時期まで履修できない受験生が、例年多くみられる。上記のような学習をするには、先取りをしておくことを強く推奨する。

カテゴリー:学校情報/入試情報

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当記事は、京都にある「堀川・西京・嵯峨野・桃山高校」専門学科入試専門塾のリングアカデミー講師陣が執筆しています。

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