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【嵯峨野高校丸わかり】受験するなら知っておきたい入試分析&対策編

スライド4

 1.ざっくり入試分析  
 1-1.英語  
 1-2.国語  
 1-3.社会  
 1-4.数学  
 1-5.理科  

 2.対策  
 2-1.英語  
 2-2.国語  
 2-3.社会  
 2-4.数学  
 2-5.理科

 

 

 

 

 

入試傾向ざっくり分析

 

英語

嵯峨野英語では、大問1〜6でそれぞれリスニング、小説、単語補充、説明文、整序英作文、和文英訳と、近年は大問構成が定まりつつある。大問3と4の出題順序が逆になったものの、その他変化はなかった。
嵯峨野の英語を一言で表現するなら、「バランスが良い」。これに尽きる。
リスニング、小説の読解、論理的文章の読解、適語補充、並び替え英作、和文英訳、自由英作といったように、問題形式は様々である。細かな問題形式の変化はあるが、【聞く力】・【読む力】・【書く力】をバランスよく試している点で、嵯峨野の英語は毎年一貫している。
当日の戦略としては、「時間のかからないものから順に解く」ことが非常に重要。具体的には、大問3、大問5、大問6の適語補充、並び替え英作、和文英訳などの長文問題以外の問題を素早く確実に解き、その後、長文問題で解けるものから確実に解くことが重要となってくる。
当日までの勉強法としては、「基礎問題を確実に解けるようにする」ことに取り組んでほしい。合格に最低限必要なのは60点。だから、どの大問で何点取るかを過去問演習のときにイメージしておこう。

 

国語


嵯峨野高校の国語の検査は、例年大問3題構成であり、一が現代文(論説文)、二が現代文(物語文)、三が古文からの出題となっている。今年度もその構成に変化はなく、引き続きこの構成を意識した対策が求められる。


50分という制限時間の中で、3つの文章を読み下し、最大百字といった長い記述問題を含む多くの問題をテンポよく処理していく能力が求められる。時間を意識した演習を積み重ね、自分なりの解答戦略を組み立てていくことで、その力を育んでいってほしい。

 

社会

2017年度の社会科の問題については、昨年度以前と形式は変化がなく、大問4題構成であった。

また、難易度に関しても大きな変化は見られず、合格者平均点についてもほぼ横ばいだと予想される。具体的には、1で歴史・地理・公民の複合問題、2で日本史、3で地形図やグラフなど資料読み取りを中心とした地理、4で公民の内容が出題された。

全般的に初見の資料も多く、思考力とともにやや発展的な知識も必要とされた。2016度以前の問題が、「標準的な知識だけで解ける問題を確実に解く」という戦略で十分合格点を確保できたのと同様、2017年度もいくつか存在する比較的難易度の低い問題で確実に正解することが、合格点を確保する有効な戦略となったはずだ。


数学


試験時間は50分で、出題数は大問5、6問、小問15~17問程度(記述問題を2問程度含む)に落ち着いており、来年度も同じ形式で出題されると考えられる。大問ひとつあたりの小問数は、小問集合を除き、2問程度となっているため、ひとつひとつの大問を最後まで解ききる力も必要である。
また、終盤の大問では、例年記述問題が1~3問出題されている(今年度は2問出題)ため、解法を暗記するのではなく、答えを導くための過程を重視しながら、日々の演習にも励むのがよい。そして、その解法を記述する方法についても慣れるため、普段の演習の際から練習しておく必要がある。



理科


まず、嵯峨野理科を設問形式や出題分野などの観点から分析する。2014度より嵯峨野高校の専門学科入試に導入され、2017年度で5年目を迎えた理科であるが、4年とも大問数は4問である。

また、設問形式について、解答箇所の数は導入初年度が最も多く34箇所で、最近は25箇所前後で落ち着いている。一方、過去5年を比較すると、語句を問う問題が多い年や、計算問題が多い年、記述問題が多い年など、様々な形式の問題が出題されているのはどの年度もいえることである。下の表を見てもわかるように、出題分野として、4分野が満遍なく散りばめられており、最近は大問配置も少し違っている。
時折、思考力を問うような設問があるが、それほど高度な思考力を要することはないため、難易度の高い演習をたくさん積む必要はない。むしろ、基本的な内容が出題されたときに、その設問形式がどうであっても確実に得点できるように、自分で基本事項の内容を説明できるぐらいに準備をきちんとしておくことが最も得点につながる対策であろう。

 

 

対策

リングアカデミーのオススメする各科目の対策は以下の通りです。(「リングアカデミー」入試分析資料より一部抜粋)

英語

 

①リスニング

嵯峨野のリスニング対策法としては、【聞く力】を鍛えるために、英語の音に多く触れ、話のリズムやアクセントになれることが重要となってくる。CDを何度も聞いたのち、【音読】を繰り返すことや、CDの音声に合わせて読む【シャドーイング】も効果的である。過去問演習において、嵯峨野のリスニング問題はもちろんのこと、西京のリスニング問題を利用することも本質的な聞く力の養成に有効である。

②長文読解

嵯峨野の長文読解は、「小説」「説明文」の2つに大きく分けられており、読解法も大きく異なる。
小説の特徴は、【出来事→気持ち→行動】の繰り返しで文章が展開されることである。登場人物の気持ちに変化が現れたとき、その原因となった出来事と結びつけながら読まなければならない。そのためにも、「“  ”」で閉じられている登場人物の言葉は気持ちそのものを表しているので、慣れてくるまでは、誰が誰に対して発したものなのかマークをつけて読むことをおすすめする。また、he / she / thisなどの代名詞が指すものの確認を徹底しよう。この確認を習慣づけることで、正確な場面把握がいつもできるようになる。
嵯峨野の小説におけるテクニックとしては、間違い選択肢のパターンを知っておくと正答率がアップする。ここまで簡単に紹介してきた物語の読解・解答法に関して、より詳しい内容は「嵯峨野高校京都こすもす科突破レクチャー」等で解説・演習を行う。
一方、説明文の特徴は、【1段落1テーマ】の原則で文章が展開されることである。さらに、その1段落の中で、【いいかえ(抽象から具体)関係】【対比関係】【因果関係】のいずれかで前後の文がつながりあっている。この関係を読み解くことが、説明文の読解のポイントである。こういった説明文の読解法も、リングアカデミーの講座で説明していく。

③文法問題

2017年度の問題を見て分かるように、出題ポイントは中3範囲の文法内容が多いので、まずは3年内容の現在完了・動名詞・分詞・関係代名詞を抑えていこう。大問3の空所補充問題は、【空欄の品詞をまず決めること】を意識しよう。そして、大問5の整序英作は【文の中心動詞をまず決めること】を意識しよう。頻出分野の基本を押さえることで簡単に点がとれるようになるものなので、継続的に演習をしよう。

④英作文

嵯峨野の英作文の特徴は、日本語をそのまま英語にできないことである。その原因として、下線部の日本語に主語が抜けていたり、目的語が抜けていたりすることがあげられる。そこで意識してほしいのは、簡単な「えいご」にすることと、その「えいご」にしやすい「にほんご」に下線部を一度かみ砕く過程を挟むことである。つまり、【日本語→にほんご→えいご】というような頭の使い方を意識しよう。
こういった英作文の簡単な書き方は、英作文をテーマにした講座で紹介しようと思う。昨年度は「クリスマス英作文」という講座を通して、英作文で使える構文をまとめ実際に使ってみる演習を重ねた。今年度も同じ趣旨の講座を通して対策してほしい。また、英作文は人に添削してもらって伸びるものなので、自分で書いたら必ず先生に見てもらおう。

 


国語


①一・二:現代文分野


まずはやや難易度の高い論説文や物語文で、基礎的な「論理の理解」と「心情の理解」の力を養う必要がある。これらはまず学校の授業などを基礎としているものであるので、学校の国語の授業をおろそかにしてはいけない。
また、嵯峨野高校の国語は文章量が非常に多いため、じっくりと時間をかけて読み込むというわけにはいかない。論説文では、問題の解答に必要な「情報」を課題文という「情報源」から手早くサーチする読み方を身に着けること。物語文では、全体の内容と表現にも気を配りつつ、傍線部周辺の心情変化は的確に読み取ることを意識してほしい。早い内から意識的に文章に当たり、このような読み方ができるようになっていこう。
そのうえで、設問に解答する力を養っていく。演習を積むことで少しずつ慣れていくということも可能であるが、選択問題における選択肢の吟味の仕方や、記述問題に取り組む姿勢など、コツをつかんで意識を変えられれば一気に取り組みやすくなる設問も多い。


リングアカデミーでも、「文章の読み方」「問題解答のコツ」などのテクニックにかかわる指導を中心としつつ、年3回実施予定の「模試型実践演習 トライアル」では、志望校別にオリジナルの模試を実施している。ここでは、嵯峨野高校の入試問題を模した問題を本番と同様の空気感で受けてもらい、時間との闘いとなる嵯峨野国語を攻略する機会を豊富に設けていく。

②三:古文分野


第一に、出題される古文を「完璧に理解し逐語訳すること」は、受験の時点では不可能であり、またそのような能力は求められていない。古典文法に習熟していない中学生にとっては当たり前のことであり、高校で学ぶような文法事項をできるだけ詰め込むということは、非効率的であるだけでなく難しいことであるため、するべきではない。受検に際して必要なことは、「読解に役立つ最低限の知識を定着させること」である。
そのためにも、古文を読む際には現代語訳を必ず参照するようにする。最初のうちは古文を読むこと自体が難しいため、現代語訳を手元に置き、古文を読む中でわからない箇所があればすぐに参照し、解決しながら問題を解いていくという方法でも十分に効果がある。演習を積み、少しずつ古文が読めるようになってきてから、いったん古文だけを手掛かりに問題を解き、その後に現代語訳を参照しながら答えを確認するという方式にシフトしていくのが良い。
知識面に関して、リングアカデミーでは、講師が専門学科の過去問を分析し、厳選を重ねた「最低限の知識」の集大成として、リングアカデミーオリジナルテキスト「古典文法これ一冊」を作成。古文の講座を進める中でお配りする。この一冊を手元に置きながら古文の読解を繰り返すことで、専門学科受検のために「必要かつ十分な知識」を定着させられると考えている。

社会

 

①地理分野

嵯峨野地理の攻略のカギは、知識の関連付けと地形図の2つにある。まず知識の関連付けだが、単に「イギリスは西岸海洋性気候」と覚えるのではなく、「イギリス近海は暖流が流れており、気温が高く降水量が年間を通じて多い西岸海洋性気候である」というように、「なぜそのようになるのか」を正確に理解することが非常に重要になる。特に、世界各地の気候と農業、工業の関連は毎年問われる必須知識である。中2までに学習する内容であるので、中3の夏までに確実に覚えるようにしよう。
嵯峨野社会おいては、地形図を活用した問題は毎年出題されており、対策としては、①縮尺、②方位、③地図記号、④等高線の4点について、正確に理解しておくことが有効になる。特に、①については実際の距離の求め方、④については地図上のどこを見れば標高がわかるのかを徹底的に練習してマスターしよう。過去問のほか、市販の問題集を購入する際も地形図を活用する問題が収録されているものを選ぶとよい。

②歴史分野

嵯峨野歴史の特徴は、堀川や西京と比べ「1つ1つの知識に付随する細かい知識まで求められる」ことである。例えば、近現代史でいえば20年程度の間に起こった出来事の並び替え、それ以前の時代でも、同一時代の近い時期に起こった出来事の並び替え問題が出題されるなど、正確に「時代の流れ」を記憶しておく必要がある。まずは、各時代の重要な出来事(教科書の太字を参考にしよう)について、「なぜ起こったのか=原因」と、「その後どうなったか=結果」の2つを整理しておこう。 

③公民分野

嵯峨野公民は例年選択肢問題の難易度も低く、記述問題も書きやすい問題であったが、2017度はやや難易度の高い問題が多く、解答に苦戦した受検生も多かったと予想される。

しかし、丁寧に設問の選択肢を見ていくと、そこで聞かれる用語自体は定期テストで問われてもおかしくないレベルである。地理分野の対策でも述べたが、公民分野でも、用語は「文章で説明できる」ようにノートに書いて学習するべきである。例えば、「累進課税とは、所得額が上がれば課税率も上がる制度」といった具合である。


数学


① 小問集合

 
様々な分野から小問が5〜7問出題される。それぞれ独立しており、前半は比較的容易な計算問題などが並び、後半で図形の問題が出題される。1問1問を着実に、丁寧に、かつ素早く解くことが重要である。過去問を用いた演習は当然のことながら、他3校の小問集合にも目を通し、練習問題として取り組めば、力を培うことができる。

② 二次関数

毎年、大問1問分で出題されており、必ず対策が必要である。逆にそれだけパターン化してきているので、それぞれの対策をしっかりと行えば、前半部分の問題については、手堅く得点できる可能性が大幅に上がる。2017年度は出題がなかったが、2018年度出題が予想される単元である。

③ 整数問題

学校で系統的に習うことは少ないため、はじめは戸惑いがちだが、知識面だけで言えば、小学生でも解ける問題も少なくない。そのため、しっかりと演習を積めば、恐れる分野ではない。嵯峨野の過去問演習だけでは数が少ないので、他校の過去問からも抜き出して演習をすれば、パターンや、コツなどが掴めるようになるだろう。

④ 空間図形

一昨年度を除き、近年は毎年大問1問分が出題されている。三平方の定理を多用する場面もあるので、三平方の定理はマスターしておく必要がある。
立体の切り口の面積・その切り取られた立体の体積・平面図形を回転させてできる立体の体積などについては、演習を積み、慣れておくといいだろう。

⑤ 場合の数・確率

苦手意識を持つ人も多いかもしれないが、演習を積み、慣れていくことができれば、その思考の流れや、糸口の掴み方を知ることができるだろう。基本的な事項をしっかりと押さえていくことが大事である。

⑥ 平面図形

小問集合や立体問題でも部分的に平面図形の知識を問われることが多く、対策をしておくことが必要である。円周角の定理や、相似な図形の性質について理解を深めることが重要だ。また、嵯峨野では特に、円の直径に対する円周角が直角となることを利用する問題も多い。

 



理科

 

嵯峨野理科では、中1から中3までの4分野から満遍なく出題されており、どの単元に関しても正確な知識を持っていることが必要である。「総評」でも述べたように、難易度はそれほど高くないので、受験勉強としては、応用問題の数をこなすことよりも、まずは基礎を定着させることに重きを置いてほしい。また、繰り返しになるが、丸暗記しなければならないことと、原理を理解することで知識を定着させられることを明確に区別して、学習を進めてほしい。これらを大前提として、分野別に、より注意しなければならないことを以下に記す。


①化学・物理分野

例年、物理・化学からは大問1つずつ出題がなされており、教科書レベルよりやや複雑な問題が出題されている。典型的な化学反応式やフックの法則などの基本事項はおさえた上で、標準的な問題集で多様な問題形式にあたることができれば、対策可能であろう。また、この分野に関しては、比較的丸暗記すべきことが少ない分野なので、原理を追究する労力を惜しまないでほしい。

②生物分野

生物は、暗記事項が多く、知識を問うような設問が多いため、知識の抜け漏れをなくすような演習を積むことが第一となる。ただ、一問一答レベルにはとどまらず、体系的な知識が必要とされる。そのように知識を体系化するには、教科書や参考書などを参照して基本事項を頭に入れ、問題演習を重ねる中で知識のつながりを作っていくことがよいだろう。基本的な語句に関しては、自分で説明できるのが理想的な状態である。また、2016年度は遺伝に関する計算問題も出ており、これに関しても演習を積む中で、手法を習得する方が良いだろう。

③地学分野

地学も、生物と同様、暗記事項が多いように思われがちだが、丸暗記では今年度の1のような問題に取り組むのは難しく、きちんと事象を理解できているかが重要となる。全てを暗記してしまうのではなく、「なぜそうなるのか」といった視点を持ち、原理を追究することは、高校以降の勉学にも非常に役に立つ習慣であるので、ぜひ身に付けておいてほしい。また、今年度の1では、遅い時期に履修する学校が多い、天体の単元からの出題であったが、これに関しても受験までには演習問題も一通りはこなせているぐらい、きちんと対策しておきたい。

 

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当記事は、京都にある「堀川・西京・嵯峨野・桃山高校」専門学科入試専門塾のリングアカデミー講師陣が執筆しています。

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