受験対策/勉強法

【ワンポイント過去問解説】桃山高校2020年 英語

桃山英語の特徴 

今年度の桃山自然科学科の問題は,「会話文の空欄補充」,「長文読解(説明文)」,「長文読解(小説)」,「英文内容に基づく英作文」によって構成されていました。桃山英語では長文読解問題の内容が特徴的で,その内容は自然科学科の名の通り,科学に関する内容となっています。そして,今年度の小説の読解に関しても,その特徴が垣間見えました。小説のテーマが「実験」であったのです。科学的な内容の英文を読むことは簡単ではありませんが、コツをつかむとぐっと解答しやすくなります。そのために必要なことは、まずは速読力・精読力を身につけて,文章の流れをすばやく把握することです。そして、下線部や空欄の前後を正確に理解し,解答の根拠にたどり着くかが攻略のポイントとなるでしょう。この記事では、桃山英語及び科学的な内容の英文を解くためポイントになる問題を、2020年度の入試問題から抜粋し解説します!

 

2020年度解説

大問2 

 

テーマは「人間とロボット」です。近年ロボットの開発が盛んになりその技術や倫理的な議論の必要性が増しています。こうした社会的背景を踏まえている文章が出題されるのも桃山英語の特徴です。設問に関しては説明文でよく問われる「指示語の説明」「下線部の内容説明」「具体的な内容の説明」などが例年通り出題されていました。今回は2つの記述問題と1つの文法問題を解説したいと思います。

 

【問題】

  What makes humans and robots different? Can robots learn as well as humans? Can robots understand [   ①   ] ? Can robots be kind to other robots? Maybe only humans can learn, understand other people’s ideas, and be kind to other people. So ②it is not hard to understand that humans and robots are different.

 

(1)  [   ①   ]に入る次の語(句)を文意が通じるように、正しい語順で並べ替えなさい。

              [  about  /  or humans  /  other  /  robots  /  think  /  what  ]

(2) 下線部②の具体的な内容を日本語で答えなさい。

 

【解説】

(1)は並べ替え問題でした。このような文法問題では、悩んだから時間が解けるタイプの問題ではないため、文法の知識をフル活用してすばやく解答したいところです。

並べ替え問題のコツは次の二つです。

 1. 文の骨格を把握する

 2. 小さな塊を見つける

上記の2つを意識的にできると並べ替え問題は容易に解くことができます。まず「文の骨格を把握する」についてですが、この問題は ”Can robots understand [  ①  ]”となっており並び替える範囲は”understand”の目的語にあたります。すなわち、「名詞」及び「名詞節」が [  ①  ]にあたるわけです。並び替える語句で名詞節をなすためには ”what”が鍵になります。” what+(主語)+(動詞)”で「(主語)が(動詞)すること」になりますね。この設問でもこの形を作る必要があります。次に注目するのは「動詞」です。また「動詞」は「前置詞」とセットになることが多いので2.の小さな塊を見つけやすいのです。並び替える語句の動詞は” think”ですね。”think”は”about”とセットになって”think about ~”の形になります。そして残された語句で(主語)を作ればよいのでこの問題の答えは

Can robots understand [what other robots and humans think about]

となります。2つのコツを意識しながら解答にたどり着きたいですね。

 

(2)は指示語の説明問題です。このような記述問題は該当箇所を見つけ正確に訳すことができると答えにたどり着けます。その際、次の2点のコツを意識してください。

 1. 文法ベースでの解答

 2. 意味ベースでの解答

まず先に1を疑ってください。文法ベースで該当箇所にたどり着けることが良くあります。そしてこの問題はそのタイプの問題です。下線部を含む文は

So it is not hard to understand that humans and robots are different.

となっています。そしてitの指す内容を説明する必要があるのですが、この構文は不定詞で習う「it to 構文」であります。不定詞で表される部分が主語になるとき、仮の主語”it”を用いて文を形成することができます。これは主語が長くなるのを避ける英語の特徴が表れていますね。すなわち、このit はto不定詞の部分を意味しているわけです。したがって答える内容はunderstand that humans and robots are differentの部分になることが分かります。

答え

人間とロボットは違うということ

 

【問題】

Now robots can do more. Robots are able to learn and do this jobs that need human skills. For example, robots with Artificial Intelligence can read documents and find ow important they are. Humans need 20 to 60 % longer time to do this job, and more mistakes may happen if humans do this job.

 

(5)下線部⑤と同じ段落に書かれている、人間と比べてロボットの方が文書処理において優れている点を2つ、日本語で説明しなさい。

 

この記述問題も(2)のコツを意識しながら解きましょう。文法ベースでの解法では該当箇所にたどり着けそうにないので2の意味ベースでの解法になります。しかし、親切なことにこの問題文に2つのヒントがありました。「同じ段落に書かれている」「文書処理において」というヒントから該当箇所を探し出すと、この段落の最後の文が該当箇所になることが予測されます。ただしロボットが優れている点2書く必要がります。したがって以下の2点を注意しながら解答を作成しましょう。

①本文では1文で書かれていますがandの部分で2つに区切って解答すること

②本文では人間が主語になっているので記述の際に言い換えること。

該当箇所は次の2つです

Human need 20% to 60% longer time to do this job

More mistakes may happen if humans do this job

 

この該当箇所をロボットを主語にして記述すると答えが出来上がります

 

答え

・ロボットの方が仕事が速いという点

・ロボットの方が仕事が正確である点

 

まとめ

 

桃山英語は科学的な内容の長文が出題されます。中学生の受験生にとっては慣れない内容で読解に苦労するかもしれません。また、桃山高校の英語で高得点をとるためには、ただ英文を理解するだけでは不十分です。限られた時間で戦略的に問題を解くには、解答のテクニックが重要になります。本記事では、桃山英語でポイントになりやすい①並べ替えの問題 ②指示文の記述問題 のコツについて解説しました。桃山高校を目指すみなさんは、ぜひこのコツを意識しながら演習をしてみてください。(もちろん、桃山高校以外を志望する人にも役立つテクニックです!)

この記事では一部の問題しか解説していませんが、もし分からないこと、解説してほしいことがあればリングアカデミー講師及びリジョイス個別指導講師に質問してみてください。喜んで解説します!!

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当記事は、京都にある「堀川・西京・嵯峨野・桃山高校」専門学科入試専門塾のリングアカデミー講師陣が執筆しています。

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