【入試分析】2021年度 西京高校 エンタープライジング科 社会

2021年07月12日
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西京社会の出題傾向

例年の傾向

 例年の西京社会は大問2問構成で,地理・歴史・公民の全範囲から出題されます。2つの大問のうち1つは地理・公民分野を中心に,もう1つの大問では歴史分野を中心に出題されています。西京社会では例年2問の長めの記述問題が出題されています。全体として基礎的な知識が中心に問われていますが,ごくわずかに難問が含まれることもあります。

2021年度入試の分析

 2021年度の西京社会は,例年同様大問2問構成でした。記述問題は2問出題され,全体として標準的なレベルの問題が多く,受験生にとっては取り組みやすい問題だったと考えられます。記述問題は2問とも資料を読み取り,その背景にある社会的な知識を問う問題でした。

2021年度西京社会 大問別分析

大問1

ゴミ問題に関する文章を題材に,地理・公民分野から出題されました。地理分野では統計問題,雨温図問題,時差に関する問題などが出題されていましたが,落ち着いて考えれば難しい問題ではありませんでした。公民分野では憲法や経済に関する基礎知識を問う問題が出題されました。ただし,答えの手がかりがほとんど無いような難問も混じっていました。

大問2

感染症に関する文章を題材に,主に歴史分野から出題されていました。近現代やアメリカの歴史に関する基礎的な知識を問う問題が主に出題されていました。

西京社会への対策

①中3の夏休みまで

西京社会では標準的な問題の出題が多いため,まずは教科書範囲,特に地理・歴史分野の復習をしておきましょう。教科書範囲の知識を確実にしておくことは難しい問題を解く上でも必要になってきます。

②夏休み以降

過去問を解きつつ,公民分野の勉強を早めにしておきましょう。学校では学習が遅れがちな公民分野ですが,西京社会の入試では細かい知識まで問われることが多いため,先取りして勉強しておくことを強くおすすめします。

まとめ

2021年度の西京社会は例年通りの標準的な問題がほとんどで,取り組みやすい問題でした。まずは今まで習った範囲の復習から始めましょう。