【入試分析】2021年度 西京高校 エンタープライジング科 国語

2021年11月01日
中学生向け 受験対策/勉強法

西京国語の出題傾向

例年の傾向

 西京高校の国語の検査は例年大問2題構成であり、大問一が現代文、大問二が古文からの出題となっています。長く理解が難しい文章を読み通し、記述問題を含むかなり多めの問題数を50分の制限時間内にこなしきる力が必要と言えます。また、本文とは別に、設問中に対話文や別の文章を挿入することも多く、本文に加えてさらに豊富な読解量を求める点に特徴があります。

 

2021年度入試の分析

 例年に比べて、記述問題の出題量が減少しました。以前は60字~80字程度の記述を主軸に出題していましたが、今年度は比較的少ない制限字数の問題を細かく出題しています。それに伴って、問題数はかなり多くなっています。多くの問題数にテンポよく解答していくこと、全体の時間配分を誤らないことが重要であったと考えられます。

 傾向として顕著だったのは、長い選択肢から正しいものを選ばせる選択問題と、本文について説明した文章の空欄を埋める問題です。本文内容を適切に把握し、設問の誘導に沿う意識で空欄に入る表現を考えていかなければなりませんでした。

 

大問別分析

大問一:現代文 鷲田清一の文章より

 例年通り論説文からの出題でした。近年は比較的理解しやすい文章からの出題が多かった西京現代文ですが、今年度は「言語」「近代性」「信仰」といった抽象的なテーマが扱われ、中学生にとっては難解な課題文だったと言えます。

 今年度は現代文の設問中で対話文が挿入されました。対話文が挿入される設問は、本文中の特に難しい箇所について、詳しく分解して考えていくという意識を持ち、本文を読んでの自分の理解と、対話文中で語られる内容を総合して、空欄を埋めていく必要があります。

 

大問二:古文 「閑居友」より

 高校入試としては比較的長めの古文を読解し、様々な形式の設問に対応していく必要がありました。会話文の終わりを指定する問題や、古文中の比喩を説明する問題、長い選択肢の選択問題など、例年に増して問いの形式が多様化した印象があります。設問数もかなり多かったため、1つの問題で多く時間を使っていては時間が足りなくなってしまう大問と言えます。

 

西京国語への対策

 近年の西京国語は問題数が多くなる傾向が強く見えます。そのため、必要な力は「難問にじっくりと取り組む」のではなく、「すべての問題を時間内に解き切る」力であると言えるでしょう。対策として国語の問題演習をする際には、目標時間を決めて時間を計って取り組んだり、ストップウォッチで時間を計り、自分が問題を解くのにどれくらいの時間がかかったのかを確認したりしながら、「多くの問題を素早く解けるようになる」ことを目指していきましょう。

 

まとめ

 西京国語は「課題文が難しい」「読解量が多い」「設問数が多い」と、三拍子そろった難しさを誇ります。時間を意識しながら、難しい課題文・設問に多く取り組むことが、本番で足場を支える力となってくれるはずです。