受験対策/勉強法

【入試分析】2021年度 嵯峨野高校 こすもす科 英語

<例年の傾向>

嵯峨野こすもす科の問題は「リスニング」「小説」「説明文」「単語補充」「整序英作文」「和文英訳」といった多種多様な大問によって構成されており、短時間で多くの問題を処理する必要がある。嵯峨野英語の大きな特徴としては、「自由英作」と「小説」が出題されることである。小説に関しては選択問題が主流で内容一致問題である。本文の内容は決して難しいというわけではないが、短時間で本文の内容を正確に理解しなければならないという点がハードルの高さにつながっている。自由英作では必要とする文字数が多いことが特徴である。その他として並び替えや単語補充の文法問題は他校と比較しても難易度が高い。

 

 

<2021年度入試の分析>

 2021年度の嵯峨野英語は、リスニング問題1題、長文問題2題、文法問題2題、英作文問題2題という大問構成であった。小説の小問として出題された自由英作が一つの大問として出題され、その内容も大きく変わった。ただし、全体の難易度が大きく変わった印象はない。やはり総合的な英語力に加え早く問題を処理する力が必要となる。

 

<大問別分析>

 大問1のリスニングについては、例年通り、

(1) 第Ⅰ部、第Ⅱ部で構成され、小問数はそれぞれ5問と2問。配点は合計14点。

(2) 第Ⅰ部では本文の内容に関する質問に答える選択問題。

(3) 第Ⅱ部では会話文の最後の文に対する応答として適切なものを選ぶ

 

 大問2の小説は配点が21点で「早くかつ正確に」問題と対峙する必要がある。本年度では英文の分量が減ったもの単語の難易度が上がり、スムーズに処理するのが大変だったと思われる。単語力が差を生んだのではないだろうか。問題の種類は

(1) 設問の書き出しに続く形で、本文との内容一致(選択式)

のみであり、本文800単語、小問7つを15分程度(読解10分+解答5分)で回答したいだろう。小説の読解対策を施し本番では5 / 7 (14点) は正解したいところである。

 

 大問3の読解問題は特徴に変化があった。形式は「メールでのやりとり」ではあるが内容が科学的な内容であり、表を読み取りながら設問に挑まなければならなかった。配点は24点であり、小問が「脱文挿入」「空欄補充」「内容一致」であり、小説と違って本文の理解があいまいでも文法力と表の読み取る力で補える問題となっていた。小説と同様、15分程度 (読解8分+設問7分)で4つの小問を回答したい。この問題で15点以上を取れると合格に近づくと思われる。

 

 大問4は単語補充問題であり会話文中の空欄に入る適切な単語を答える問題で、会話文から何について話されているかを把握し指定された文字から始まる単語を書かなければならない。嵯峨野の単語補充の問題では答えが分かっても書けないということがある。本年度の場合、( 2 )で “collecting (収集する)”という単語が思いついても、 “colecting” なのか “corecting” なのか “correcting (訂正する)” なのかといたスペルで悩むことがあるだろう。普段から英作文や文法問題の演習を通して、”正しく書く” ことを意識付けたい。

 

大問5は整序英作文である。小問4つで配点が12点である。一問当たりの配点が3店で大問2の小説と同じである。文法問題の難易度は決して容易ではないが、練習すればすぐに回答できるであろう問題である。一問あたり90秒程度で回答したい。整序英作文はテクニックを身に着けると容易に解けるようになるので満点を取りたい大問である。

 

大問6は和文英訳の問題である。嵯峨野の和文英訳では、下線部の日本語を直接英訳するのが難しいため、いかに問題の文の意味を変えず、自分が書ける文に書き換え英訳できるかが重要となる。この問題を確実に正解するためには、自分が書ける表現方法をできるだけ増やす勉強をしていかなければならない。表現方法をたくさん知っておけば、問題の日本文が書きにくくても、自分の書ける文に変換ができる

 

大問7は新傾向の自由英作文で配点は10点である。将来海外留学をしたいかどうかについて50語以上70語以下の英語で答える問題である。自由英作文は慣れれば短時間で点数を残すことができるため、7分程度で8点以上取れれば合格に近づけるだろう。ただしミスが多発すると点数が残らないので要注意である。

 

 

<嵯峨野英語への対策>

 嵯峨野の入試は問題の幅が広く設問数が多い上、時間が短いため全ての問題に着手し回答することは困難であろう。そのため「文法・英作」で早く高得点を取り、限られた時間で長文読解に挑むことが最適であろう。長文2題で計30分程度の時間を割きたい。そのためには、単語力文法力を優先的に学習し基礎力を定着させたい。長文読解の

 

【リスニング】

 どのリスニングにも共通して言えることは、数字、登場人物、5W1Hを聞き取り、メモをすることが大事である、ということだ。また嵯峨野のリスニングにおいては、1回目の対話文の放送で上記の内容を意識しつつ文章の大まかな流れをおさえ、聞き取れなかったところを把握しておき、2回目でその箇所を意識しながら聞き取ることが必要になるだろう。また、あらかじめ設問に目を通しておき、どこに注意して聞けばよいかを掴んでいると正答率がぐっとあがるだろう。また、リスニングの対策として、聞くことも重要だが音読をすることも極めて重要である。その理由は、音読をすることで英語のリズムをつかむことができるからだ。また、音読を通して発音も上達することができる。自分が発音できない単語はリスニングで聞き取ることができないといわれているため、単語の発音を覚えることはリスニング力の強化につながる。

 

 

【長文読解】

 嵯峨野の英語長文の対策としてはやはり小説の問題をスピーディーに解けるかが鍵となる。そこで、小説の問題を解く際に意識してほしいことは、5W1Hに注意して読み進めることである。その中でも特に、who、 when、 whereを表す語句にはマークをつけながら読むとよいだろう。場面が変わる時や、新しい登場人物が出てきたとき、マークを付けていると前後関係が分かりやすいうえに、問題を解いているときに文章の該当箇所を見つけやすくなるからだ。また、説明文では文章全体を正確に理解するために1文1文の意味を抑えながら読み進める必要がある。普段の勉強では、問題の該当箇所となっていない部分でも丁寧に意味をとらえていきたい。

 

 

【語彙力・文法】

 まずは基本的な英単語は必ず身に着けておかなければならない。また、英語の意味だけでなくスペルの間違いがないように書ける訓練もしなければならない。とりわけ単語補充問題では、正答率の高い問題を落としてしまうと他との差が生まれてしまう。逆に、その問題で正答率が低い問題を正解することができると有利になるだろう。そのためには基礎単語に加えて難易度が少し上がる単語も積極的に覚えておく必要がある。文章を読んでいて知らない単語に遭遇したら、すぐにチェックして調べる癖をつけておこう。また文法においても、より多くの表現方法を覚えておきたい。整序英作文では文法力が問われ、中でも分詞や関係代名詞は頻出なのでマスターしておく必要がある。配点が長文読解と同程度であるので油断は禁物である。

 

 

【英作文】

 英作文で重要なのは、いかに自分が表現できる日本文を考えられるかである。与えられた分をそのまま訳そうとしたためにぎこちない英語になってしまうことがよくある。英作文の問題に答える過程は以下の通りである。

①問題の日本文を正しく理解する。

②問題の日本文を意味が同じであるが別の文で言い換える(簡単な日本語に言い換える)。

③単語や文法のミスがないように②の日本文を英訳する(簡単な英語で書く)。

この②の作業ができるかどうかが鍵となる。対策として、まずは簡易な和文英訳で英語での表現方法を覚えよう。慣れてきたら少し難しい問題にチャレンジし、上記①~③を意識しながら答えを書き、英語の先生に添削してもらうとよいだろう。この繰り返しで和文英訳だけではなく、自由英作文の問題も解けるようになるであろう。

カテゴリー:受験対策/勉強法

最新情報

ここからが本番の受検勉強
後悔しないために、今すぐ正しい対策を

27869793413_4fa3ba64a9_o
当記事は、京都にある「堀川・西京・嵯峨野・桃山高校」専門学科入試専門塾のリングアカデミー講師陣が執筆しています。

堀川高校探究科、西京高校エンタープライジング科、嵯峨野こすもす科、桃山自然科学科の受検を考えている皆様へ
リングアカデミーは「専門学科対策用の特別授業」を実施します。
各回申込式のため自分の苦手に合わせた受講が可能です。また、現在通われている塾との併用も可能です。
少しでも興味を持たれましたら、お気軽にご参加いただければ幸いです。
※直前のご連絡でも問題ございません。
リングアカデミーHP

LINE

LINE@のアカウントと友達になれば、まなべーと記事の更新情報をいち早く受け取ることができます。

PCから登録

スマホ・タブレットから登録