【京都御三家 最新入試分析】2022年度 嵯峨野高校 社会

2022年03月04日
中学生向け 受験対策/勉強法

この記事では「御三家」と呼ばれる京都の難関公立高校の1つである,嵯峨野高校こすもす科の2022年度入試の分析を行っています。

どこよりも早い入試分析を読んで,嵯峨野高校への入試対策を一足先に始めましょう!

 

嵯峨野高校の社会 概要

嵯峨野高校の社会とは何か

「御三家」と呼ばれる京都の難関公立高校の1つである嵯峨野高校の入試問題は,「御三家」と呼ぶにふさわしい,受験生の総合的な見識の深さを問う入試問題が出題される。社会もその例に漏れず,2014年度より「御三家」の堀川高校に続いて社会の独自問題を作成していた嵯峨野高校は,細かい知識を問う問題や,統計や読図を駆使する必要がある地理の問題など,全国の高校入試問題の中でも異彩を放っていた。特に地理分野については,市町村の塗り分け地図のような嵯峨野高校の入試問題でしか出題されないユニークな形式の統計問題地形図の読図問題は毎年出題されている。嵯峨野高校の社会は,社会の知識の深さと地理的資料を読み取る力を受験生に問う出題によって,全国の高校入試の社会の問題のなかでも異彩を放っていた。

近年の嵯峨野高校の社会

2022年度入試も先述の傾向の通りである。ただし,細かい知識を問う問題が多く,難易度が大幅に上がった2021年度入試に比べれば解きやすい問題は多く,受験生にとっては取り組みやすい問題であったと推察される。

嵯峨野高校の社会 大問別分析

出題形式

嵯峨野高校の社会は大問4問構成で出題される。大問1は地理,歴史,公民分野からの総合問題であり,大問2は歴史分野,大問3は地理分野,大問4は公民分野から出題される。記述問題は各大問1つ程度出題がある。

大問1

貨幣をテーマとした文章が最初に示され,8問が出題された。地理,歴史,公民分野からまんべんなく出題され,いずれも教科書レベルの知識で難なく解ける問題であった。

大問2

近現代に関する年表が最初に示され,6問が出題された。いずれも教科書レベルの知識で難なく解ける問題であった。

大問3

兵庫県丹波市の地形図が最初に示され,6問が出題された。地形図の読み取りに関する問題や,市町村の色分け問題,「日本海と太平洋の両方に面している県」の統計問題など,慣れていないと苦戦するような問題ばかりが出題されていた。特に地理分野では日本地図や世界地図をある程度覚えておくことが求められる。

大問4

文化に関する生徒の会話が最初に示され,5問が出題された。一部教科書レベルを超えそうな知識も含まれていたが,全体としては難なく解ける問題であった。

嵯峨野高校の社会 対策

教科書レベルの知識を確実なものに

先述の通り,嵯峨野高校の社会は,京都で難関とされる「御三家」といえども,教科書の知識をモノにしておけば確実に合格ラインの得点が可能である。そのため,教科書の内容を頭に入れることが嵯峨野高校の社会を攻略する上での必要条件となる。まずは学校の定期テストの社会で9割を得点するように勉強することをまずは心がけて欲しい。

中3範囲を素速く勉強しよう

嵯峨野高校を受験する中3生であれば,入試でも頻繁に出題される中3範囲は,余裕があれば先取りをしておきたい。しかし,教科書レベルの知識といえども,中3で学習する範囲は中1・2で学習した範囲と比べて圧倒的に複雑で量が多い。そのため,よっぽど社会の勉強が好きでない限り,勉強を進めるのが難しく,ましてや先取り学習,という感じだろう。

リングアカデミーでは,夏休みまでに中3範囲の先取りを行うためのヒントを講座の中で示す。具体的には,入試頻出ポイントを提示したり,分野の概観を行ったりすることで,中3範囲を自分で勉強するためのコツを示す。社会が不安な方に限らず,社会が得意な方にとっても有意義な講座である。リングアカデミーの授業を受けて,一足先に社会の学習を進めて,周りの嵯峨野高校志望者に差をつけよう。

地理分野はまずは過去問演習

嵯峨野高校の社会の大問3は毎年ユニークな問題が出題される。9月以降には過去問演習を積んで問題形式に慣れておきたい。なお,リングアカデミーでは講座で嵯峨野高校の社会に特有の問題形式に関する講座や,同様の問題形式の演習が出来る模試などを行っている。リングアカデミーの講座や模試で嵯峨野高校の社会の大問3を攻略しよう。

社会が苦手,だけど,どうすればいいの?

堀川高校や「御三家」受験生であっても,「社会が苦手だ」「嫌いだ」という人は多い。だが,多くの人はそこでやみくもに暗記しようとして失敗しがちである。なぜなら,社会が苦手な原因は人それぞれであるにもかかわらず,「社会は暗記科目である」という強迫観念に駆られて何でも覚えようとするからである。

社会が苦手だという人は,ぜひリングアカデミーに来て講師に相談してみてほしい。「社会は暗記科目である」というのは間違いでは決してない。しかし,人それぞれにあった勉強法がかならずある。講師と話す中で,自分がなぜ社会が苦手なのかを理解して,それにあった勉強を実践すれば,誰でも社会の実力はつく。今からなら受験までには十分に間に合うため,社会が苦手な方はぜひリングアカデミーで相談してみよう。

嵯峨野高校の社会 総括

嵯峨野高校の社会は京都の「御三家」といえども必要な事はただ一つ。それは「教科書の内容を身につける」ことに尽きる。

ただ,それは簡単なように見えて実はとても難しい。限りある時間で社会の得点を挙げるため,社会の苦手を克服するためにも,ぜひ1度リングアカデミーの講座を試してみよう。

リングアカデミーHP:https://www.brigh10.jp/ring-academy/