こんにちは、洛北西京附中専門塾の洛ゼミです!
この記事では2026年1月17日に実施された京都府立洛北高校附属中学校の適性をみる検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの内容について、傾向の変化・簡単な分析結果をご紹介します!
適性をみる検査Ⅰ(国語):やや難化
洛北附中の検査Ⅰは例年、
大問1、2:読解問題
大問3:360〜450字の長作文
という構成で出題されています。
読解問題には、洛北附中独特の出題が数問あるものの、比較的オーソドックスで対策のしやすい問題が並ぶ傾向にあります。一方で、最後に待ち構える長作文は、その字数の長さと求められる完成度の高さから、検査Ⅰ最大の難所と言えるでしょう。
それでは以下、今年度の検査Ⅰの特徴について検討していきます。
【国語】
まずは、洛北附中の読解で出題される文章について概説します。2つの大問は、「ひとつは自然科学、もうひとつは人文社会科学」というセットで出題される傾向にあります。前者はたとえば、マンボウの海中の移動と体温の関係を調べる研究についての文章(2022年)、後者は青年期の自意識と日本文化についての文章(2021年)などがわかりやすい例でしょう。
大問1(読解)例年並み
大問1の文章は、「鳥の習性」についての読解問題で、洛北附中では毎年出題される科学的な文章でした。筆者の疑問、研究内容、研究結果に注目しながら解くのがポイントで、典型的な洛北の読解問題といえます。
大問1の自然科学の文章は例年通り、実際の研究が専門用語を交えて解説されます。ここでは、筆者がどのような仮説をもとに、どのような方法で実験を行い、どのような結果となったのか、順を追って説明されることとなります。まるで理科のようですが、紹介されている研究や実験の手法や新奇性についての情報を理解しないと解けない選択問題が出題されるのも、実はいたって例年通りの、洛北らしさの継続と言えます。
このような出題のポイントは、洛ゼミが実施する模試型実践演習「プラクティス」での類題や、テーマ別特訓で扱っているものであり、対策していた受検生にとって、難易度はさほど高くなかったでしょう。
大問2(読解)やや難化
大問2の文章は「AIや言葉」についてのエッセイに関する読解問題で、洛北附中では2017年ぶりのエッセイの出題となります。文章の内容がやや難しいうえに、抜き出し問題や記述問題なども手こずる人が多かったと思われます。
大問3(作文)例年並み
360〜450字という長い字数を論理的に無駄なく書き埋めることが求められる洛北附中の作文は、まさに国語の難所といえます。
まずは、今までの洛北の作文の出題について概説します。
以前は、2013年の「『常識』について」や2014年の「学ぶということ」について書くなど、テーマとなる言葉だけが与えられる、非常に自由度の高い論題が中心に出題されていました。
一方、近年では、2021年の「『海の豊かさを守ろう』というSDGsの目標から連想することと、そのための具体的な行動」、2022年の「変化の激しい社会を生き抜くための、専門的な学びと総合的な学びについて」、2023年の「ロボット三原則にひとつ原則を追加するなら」といったように、条件の複雑な出題がなされていました。
しかし、2025年には「『わかる』とはどのようなことであると考えますか。」のように、シンプルな出題に戻りました。
かと思えば、今年は昨年のシンプルな出題とはうって変わって、短歌が出題される新しいスタイルでした。形式や問われている内容自体は例年通りでしたが、見たことのない形式に戸惑った人は多いと思われます。
国語総評 やや難化
大問2を中心に読解問題が難しく、大問3(作文)も新しい形式だったため、全体的として難しく感じた人が多かったでしょう。問題の取捨選択や時間配分などを例年以上に意識したい問題構成でした。
国語においては、
①洛北特有の出題への慣れ
②時間配分への意識
の2つが重要です。たとえば、長作文や科学的な文章の読み方の対策が必須です。また、50分という制限時間内で次々と切り替えて大問を3つ解くことは難しく、変則的な出題に対応するためにも「時間配分のマイルール」を決めることが効果的です。
適性をみる検査Ⅱ(理科):やや難化
実験を絡めた、分野の偏りのない総合問題の出題でした。単純な教科書知識を問うような問題が減り、考察問題の難易度も少し上がりました。しかし、算数と比べると全体的な難易度はやはり低く、洛北受検において得点しておきたい分野であることには変わりありません。
理科においては、教科書の知識を漏れなく覚えることと、実験の結果だけでなく、方法や目的までしっかり意識して学習することが大切になります。そこを抑えて学習していけば、高得点も十分に狙えます。
適性をみる検査Ⅱ(社会):やや難化
洛北附中の社会では例年、①基礎的な教科書知識と、②高い資料読解能力(時として計算を含んだ情報処理力)が求められます。
今年度は、分野の偏りが小さく、近年の出題傾向に沿った出題でした。都道府県の特産品などの細かい知識問題は問われたものの、あまり合否に影響せず、むしろ残りの典型問題で如何に失点を減らせたかがポイントとなりました。城づくりの工夫について問う問題をはじめ、思考力が求められる問題が今年も多く出題されました。
社会においては、教科書知識をしっかりと定着させることが最重要です。細かい知識がなくとも、基本的な知識をしっかりと身に付け、背景まで理解できていれば、高得点を狙えます。
適性をみる検査Ⅲ(算数):例年並み
大問1(単位量)例年並み
洛北頻出の単位量の問題です。問題設定も比較的単純で、立式までに大きな壁はありません。しかし、計算がかなり煩雑なので、答えを合わせ切れた受検生はそこまで多くないと思われます。
大問2(約束問題)やや易化
問題文で与えられたきまりにしたがって解き進めていく問題です。誘導が丁寧で、きまりも複雑ではありません。(3)の穴埋めは、問題文をしっかり読めていないと大きく失点しまう問題でした。
大問3(速さ)例年並み
2年ぶりのグラフの出題。数値を算出するというよりかは、グラフから登場人物の行動を正しくイメージできるかが問われる問題であり、受検生でも得意不得意が分かれます。西京でよく出題される分野ではありますが、それに比べると簡単でした。
大問4(立体)難化
2年続けての非常に難易度の高い出題でした。操作を行ったあとのイメージが難しく、複数回連続で操作することで混乱した受検生も多かったと思われます。受検戦略として"解かない(飛ばす)"も選択肢に入れたい出題でした。
算数総評 例年並み
①大問1の計算を正確に遂行できたか
②大問2と3でどれだけ失点を減らせたか
これら2点がポイントになりました。大問4で点数を稼げた受検生はかなり少ないと思われます。
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