2026年度 西京附中入試 問題分析|適性検査の出題傾向を徹底解説

2026年01月18日
小学生向け 学校/入試情報

こんにちは、洛北西京附中専門塾の洛ゼミです!

この記事では2026年1月17日に実施された京都府立西京高校附属中学校の適性をみる検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの内容について、傾向の変化・簡単な分析結果をご紹介します!

適性をみる検査Ⅰ(国語):やや易化

西京附中の検査Ⅰは例年、

①読解問題
②150字~200字の作文

という構成で出題されています。

読解問題の傾向は毎年変わりますが、基本的に記述問題はほぼ毎年出題されてきました。

それでは以下、今年度の検査Ⅰの特徴について検討していきます。

【国語】

読解 やや易化

「話すこと」に注目した言語や認知についての文章の読解問題でした。設問数が多い傾向が近年続いているものの、設問1つあたりの負担は小さく、時間をかけずにサクサクと解き進めたい問題構成でです。イラストやグラフなどの資料が出題されるという点では新鮮さもありましたが、丁寧に読めば難しいものではなく、受検生にとっても大きな壁とはならなかったように思われます。イラストやグラフの問題は、現状の大学入試共通テスト大問3を意識しているようにも思われます。

 

作文 例年並み

作文の出題において、読解文章とは異なる追加資料を出題する年度もありましたが、4コマ漫画が出題された点で新鮮な出題でした。もっとも、大きな傾向の変化はなく、こちらも丁寧に読み解けばさほど難しい出題ではありませんでした。

国語総評 やや易化

近年の大まかな出題傾向としては、
①設問数の増加と
②設問1つあたりの負担の減少であり、
今年もその傾向を踏襲しています。イラストや4コマ漫画などの資料は新鮮なものでしが、多くの受検生にとっては、むしろイメージが湧きやすくなるヒントともなったのではないでしょうか。例年以上に高得点の勝負となったと考えられます。

 

適性をみる検査Ⅱ(理科):例年並み

大問1(生物)やや易化

(1)は呼吸に関する問題で、高いレベルでの考察力が求められました。(2)(3)は資料読み取りに関する問題だったが難易度はあまり高くなく、図表に慣れていれば得点できるでしょう。

大問2(化学)難化

記号問題が中心の出題でしたが、一つ一つの難易度は高いといえます。教科書の知識を深いレベルで理解した上で、的確に考察し組み合わせる力が各小問で必要でした。記述問題に関しても、短文ではありますが、曖昧な知識では正解できないものとなっていました。

大問3(地学)例年並み

記号問題が中心の出題でしたが、一つ一つの難易度は高いといえます。教科書の知識を深いレベルで理解した上で、的確に考察し組み合わせる力が各小問で必要でした。記述問題に関しても、短文ではありますが、曖昧な知識では正解できないものとなっていました。

大問4(物理)やや易化

音に関する出題で、計算問題が中心でした。回答に必要な計算はすぐに思いつくと思われますが、それが3桁×3桁を繰り返すものなので、限られた時間の中でどれだけ計算を正確に遂行できるかが鍵になりました。

理科総評 例年並み

傾向は例年と大きくは変わらず、理科に関する知識を問うというより、その考察力を問う問題が中心でした。大問2はかなり難しいので、大問1、3、4を落ち着いて解けるような時間配分ができたかどうかが得点のポイントになりました。

理科においては、ただ漠然と演習に取り組むだけでは、効果的な対策になりません。問題では聞かれていなくとも、実験操作の意図や目的、図表から読み取れること等を毎回考えてまとめていくことが、西京に必要な理科的視点を獲得し、考察力を深めていく第1歩になります。

適性をみる検査Ⅱ(社会):やや難化

西京社会では、私立受験塾で習うような広い知識を問う問題は出題されず、例年教科書範囲から出題がされます。しかしながら、満点クラスの答案を出せる受検生は多くはなく、教科書範囲ながら「解きにくい」「答えにくい」問題が多いことが特徴として挙げられます。その理由として、西京社会の難しさのポイントをまとめると、主に次の3点になります。

①教科書内容の深い理解が求められること
②問題文が長く、問題の条件や意図を読み解く、高度な読解力が求められること
③初めて見る資料から読み取った情報と教科書知識を結びつけて問題を解く必要があること

それでは、今年度の傾向を見ていきましょう。

大問5 やや難化

問題の形式としては昨年と概ね同じものでしたが、やや応用的な設問が多かったといえます。歴史を中心に、地理や公民からも広く出題されました。注目すべきポイントが分からず、自信をもって解答できた問題が少なかった人が多いでしょう。

大問6 やや難化

「人と川との関わり」を切り口に、地理を中心としつつ、歴史などからの広く出題されました。初見の問題もあったと思われますが、落ち着いて自分の持っている基礎知識で解決の糸口を見つけ出せたかで差がついたと考えられます。

社会総評 例年並み

大問2問構成で、約1ページに及ぶ長い説明文章や思考力を求められる資料問題が出題されるなど、例年の傾向を概ね踏襲した出題でした。地理・歴史・公民からも偏りなく出題されています。基本的な知識のみで解ける問題もありますが、発展的な知識が本文中に書かれているなど、正解にたどり着くポイントを見抜くには手こずった人が多いと思われます。

適性をみる検査Ⅲ(算数):やや易化

大問1(小問集合)やや易化

長年出題されていた資料読み取りの問題がなくなり、計算、文章題、図形、整数の性質の計4分野からの出題となりました。難易度も過去2年に比べると抑えられている印象ですが、依然高難易度の出題であることに変わりありません。

大問2(速さ)例年並み

大阪万博に関連させた問題でした。前半はグラフを使わずに解け、比を利用すれば計算も大きく減らすことができます。グラフの読み取りもそこまで難しくありませんが、例年の出題との雰囲気の違いに驚いた受検生は多いと思われます。

大問3(立体)例年並み

立方体を転がしていく問題でした。転がす回数が多く、転がし方に関するきまりを各小問ごとに見つけられるかが重要でした。転がした過程を一つずつ手作業でメモしていけば、そのうち答えに辿り着く問題でもあるが、それをするにはあまりに時間が足りないといえます。

大問4(プログラミング問題)やや易化

バーの方向を指定するプログラミング問題でした。初見設定ではあると思うが、"ボールがはね返る"イメージは多くの受検生に身近なもので、取り組みやすい題材でした。小問自体も他と比べるとやや簡単で、得点源にしたい大問でした。

算数総評 やや易化

①大問4でどれだけ得点できたか
②大問2の出題に動揺せずに取り組めたか
この2点がポイントになりました。また、検査時間に対して問題量が多いため、時間配分が重要だったとえいえます。

算数においては、基礎的な計算力や思考力を前提として①対応力と②検査戦略が重要にります。西京は出題分野こそ固まっているものの、その出題方法は毎年変化をつけてきます。そのため、初見の設定でも驚かず、落ち着いて問題に取り組めるように、演習面でも精神面でも準備しておく必要があります。また、大問や小問内で難易度や受検生との相性にブレがあるのも西京の特徴といえます。そのため、大問1から順に解くことにこだわらず、予め時間配分を決めておく、最初に取り組む分野を決めておく、といったような戦略を取ることが重要です。

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