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【入試分析】私立中と洛北・西京附中を徹底比較! -算数編-

[更新]
2019/06/29
[公開]
2019/06/26
[カテゴリ]
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私立中と洛北・西京附中の入試はなぜ違うか?

私立中と洛北・西京附中の入試問題を比較すると、ずいぶん雰囲気が違うことがわかります。この違いは、なぜ生まれるのでしょうか。

前提として、私立中・公立中どちらの入試も受験者間に得点差が出る問題を作る必要があります。

私立中入試は、つるかめ算や面積図(方程式を解く代わりに数量関係を図形で整理する解法)のような小学校の教科書では扱わない知識・テクニックが必要な難問を出したり、高度な計算力が必要な難問を出したりして得点差をつける傾向にあります。

一方、洛北・西京附中入試は、公的機関である「公立中学」が実施する入試である以上、小学校の教科書の範囲内からしか出題をすることができません。

そこで、知識としては小学校の範囲内で解けるものの、パズルのような立体図形の問題で思考力を問うたり、長い問題文で読解力を問うたりすることで得点差をつける傾向にあります。

結果、両者の算数では頻出分野や問題文の長さなどで大きな違いが出てきます。この記事では、これら2点「頻出分野」・「問題文の長さ」に絞って、過去の入試問題をもとに違いを解説していきます。

頻出分野の違い

インターネット上でも、2018年度入試が閲覧できる京都府の難関私立中である、

  • 洛南高等学校附属中学校
  • 同志社中学校
  • 京都女子中学校
  • 東山中学校
  • 京都産業大学附属中学校
  • 花園中学校
  • の6校と比較しながら、違いを分析していきましょう。

    まずはじめに、私立中のみで出題され、洛北・西京附中では出題されない分野についてです。

    ① 計算問題

    私立中では、はじめに分数などが出てくる計算問題が出題され、計算力が問われます。

    洛北・西京附中ではそのような計算問題は出題されず、文章題に重きが置かれています。

    ② 平面図形の求値問題

    平面図形の辺の長さや角の大きさ、面積を求める問題は私立中入試では最もよく出る分野です。

    しかし、特に辺の長さ・角の大きさを求める問題は、洛北・西京附中では出題されていません。面積を求める問題については、ここ3年、洛北附中で出題されるようになってきましたが、私立中入試と違って、教科書レベルの易しい問題がほとんどです。

    ③ 立体図形の求値問題

    いくつかの立体を組み合わせたような、複雑な立体の体積や表面積を求める問題も私立中入試では頻出です。

    洛北・西京附中ではほとんど出題されません。近年、洛北附中では立体図形の求値問題の出題自体は見られますが、複雑な計算の必要はないパズル的な問題が多いです。

    さて、今度は逆に、洛北・西京附中では出題されるが、私立入試ではほとんど出題されない問題についてです。

    ① 立方体の積み上げ問題

    先述のとおり、複雑な立体の表面積・体積を求める問題は洛北・西京附中では好まれません。この立方体を積み上げた図形の問題は、洛北・西京附中でほとんど毎年出題されており、最大の特徴といえるでしょう。

    ② 資料問題(西京附中)

    西京附中では、複数のグラフや表を統合して読み解き、分析を行う問題が頻出です。このような出題をする中学入試は、全国を探しても他に1、2校程度しかなく、対策できる問題集はほとんど存在しません。

    ③ 作図問題(洛北附中)

    洛北附中では、平面図形としてコンパスを用いた作図問題が頻出です。作図問題が出題される中学入試は全国でも少なく、なかなか対策できる問題集がありません。

    次の表は、先に挙げた私立中でのみよく出る分野の問題と、洛北・西京附中でのみよく出る問題を表にして出題数を小問数でまとめたものです。

    このように、私立中と洛北・西京附中入試では頻出分野が異なる以上、やはりそれぞれに異なった対策が必要ということになります。

    また、洛北・西京附中しか受けるつもりがないのに、一般の私立中向けの受験勉強をしてしまうと、無駄な対策に時間を割いてしまうことになります。

    問題文の長さの違い

    実際に問題を見ていただければ一目瞭然ですが、洛北・西京附中入試は問題文が非常に長いです。これは、問題文を読解する力を問うことで受験生間の得点差をつけるためです。

    調べてみると、上に挙げた6校の私立中の場合、問題文は40~80行程度でしたが、2019年度の洛北附中の問題は142行、西京附中は126行もありました。

    どれだけ算数が得意でも、問題文の読解がうまくいかなければ高得点は望めません。

    小学生にとって、長い問題文というのはそれだけで大きなハードルになるため、やはり長い問題文と向き合うトレーニングは必須だといえるでしょう。

    出題が似ている私立中はどこ?

    これまで見てきたように、頻出分野や問題文の長さなどの点で私立中と洛北・西京附中入試は大きく異なるため、それぞれ異なった対策が必要になります。

    しかし、実は京都の私立中の中には、「適性検査型」と呼ばれる入試を行う学校が増えてきています。

    • 花園中学校のむげん入試
    • 龍谷大学付属平安中学校の後期B日程
    • 大谷中学校のBT入試
    • 京都橘中学校のT入試
    • 京都学園中学校のAT入試
    • 京都光華中学校のA2日程

    などです(2019年5月現在)。

    これらの学校の入試問題は洛北・西京附中のような公立中高一貫校の適性検査型の入試に合わせた問題となっており、私立中向けの対策をする必要がありません。

    私立中受験をする理由は様々ですが、一度これらの学校を検討してみるのもいいかもしれません。

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