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【洛北附中 理科】2020年は易化した?『難易度』と『新傾向』最新分析

[更新]
2020/04/01
[公開]
2020/03/31
[カテゴリ]

この記事は、洛北附中(府立洛北高校附属中・洛北中)の2020年(令和2年度)入試問題のうち、理科の出題について分析します。

例年の傾向

理科分野は例年大問2題構成で出題されており、「物理・化学」分野と「生物・地学」分野から1題ずつ出題されています。

小問数は例年10問前後と安定していますが、比較的情報量が多くて長い文章や資料を読んだ上で解答することが求められる問題が多いため、見た目よりもボリュームのある出題が続いているというのが例年の傾向です。

計算問題の数は全体の問題数に比べて多くはなく、語句記述及び選択式の問題が多く出題されています。

H28年度入試以降、出題される大問のうち1題は社会分野との融合問題として出題されていますが、1つの小問を解く際に理科と社会の知識を両方使って解く問題は出題されておらず、形式のみ融合した形であることから必要以上に構える必要はないと考えられます。

洛北附中入試の理科で必要とされている力は大きく分けて3つです。

1点目は「資料や文章の中から必要な情報だけを素早く正確に抜き出す力」

2点目は「教科書の内容を正しく把握する力」

3点目は「科学的・論理的な考察をすることができる力」

です。

資料や文章の中から必要な情報だけを素早く正確に抜き出す力

例年、洛北附中は分野を問わず実験・観察をテーマとした問題が出題される傾向にあります。

そういった問題では、実験や観察の結果が主に表やグラフなどにまとめられ、それらを用いて設問に答えるパターンが多く出題されます。

資料や文章には解答に直接関係のない情報が多く含まれており、社会と理科合わせて50分という制約の中、不必要な情報に惑わされることなく解答に必要な数字や語句だけを素早く確実に見抜く力が求められていると言えます。

教科書の内容を正しく把握する力

教科書レベルの基本的な知識をもれなく正しく把握することが求められます。

もちろん、洛北附中や西京附中の理科では、教科書レベルを逸脱する内容が出題されることはありませんが、特に洛北附中の理科では西京附中の理科と比較しても基本レベルの知識に重きをおいた出題がなされます。

この点では、洛北附中の理科を攻略する上で、私立中対策の教材を使うだけでは不十分と言えるでしょう。

私立中入試に見られるような、極端にこった知識を身につける必要はありません。分野の偏りなく、基本をマスターしておきましょう。

科学的・論理的な考察をすることができる力

情報量の多い文章や資料を誤解することなく読み取り正解を導き出すことは必要です。

このために、いたずらに問題集を解いて頭に問題を定着させるのではなく、前提となる教科書知識を深く理解し、それに基づいた科学的な考察を行う必要があります。

中高一貫コースの高校部に「サイエンス科」が設置されるなど、洛北附中及び洛北高校はともに「サイエンス」にかなり力を入れている学校です。

洛北附中理科の入試問題は、科学的に考えることのできる人材がほしい、というメッセージと受け取ることもできるでしょう。

今年の傾向

出題形式:分野の広がりが特徴的

問題数に関しては昨年度からの変更はなく、社会との融合問題がある点も例年と同じでした。

また、融合問題といえども小問としては独立しており、解答する際は社会または理科片方の知識があれば解けるようになっているようになっています。

形式としては、洛北附中らしい記述問題が今年も健在ですが、例年に比べると少なくなっており、ほとんどが選択式・空欄補充といった取り組みやすいものでした。

また、計算問題も数問出題されていますが、どれも難易度が比較的高くなっています。

出題分野としては、近年の傾向を踏まえて大問内で様々な分野を扱う形になっており、大問2に関しては物理・化学・生物・地学分野全てから出題されています。

全体的に問題分の量が多く、また表や図などもほとんどの問題についているため、一見するとボリュームのある内容となっていますが、ほとんどが解答するのに不要な情報となっており、高度な思考力を問う問題よりは、単純な知識を問う問題が多くを占めています。

変更点・新傾向

例年に比べて、知識を問う問題が多くなり、易化した印象です。

ここ数年、洛北附中では理系科目の易化傾向が続いていますが、実は大学入試、特に東大・京大など難関大学においては、十数年も前からこのようなことが起きていました。

理由としては、「入学者の多様性のため」「採点で差をつけやすくするため」などが言われています。

1点目に関しては、理系に尖った受験生を合格させるため難しい問題を出していましたが、推薦入試の導入でその必要が少なくなりました。これを洛北附中に当てはめると、筆記で問われる思考力が減少した代わりに、面接の重要性に変化が生じている可能性が考えられます。

2点目に関しては、問題が難しすぎると白紙解答や誤答が多くなり、部分点をつけられなかったり差がつかなかったりして、実力が受検結果に反映されにくくなるということです。洛北附中でも、もしかすると数年前までそのようなことが生じていたのかもしれません。

また、今年度から始まる大学の共通テストでは、理系科目において現実のモデル化を意識した問題が増えて行くと言われており、今年度の洛北の問題は明らかにそれを意識した出題形式になっていました。

今年の問題に関しては、「テーマに沿った出題」を意識する上で、このような問題の単純化が生じてしまったのではないかとも考えられます。いずれにせよ、このような傾向が続く場合、みなさんは「受験本番だから難しいに決まっている」といった固定観念は極力排除して、本番では冷静に解答するようにしましょう。

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