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【西京附中 国語】分量そのままで難度増加!2020年出題分析

[更新]
2020/05/26
[公開]
2020/06/03
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この記事では、西京附中(西京高校附属中・西京中)の2020年国語出題に関する分析をご紹介いたします。

1.例年の傾向 

適性をみる検査Ⅰは、毎年1~2題の大問から構成されています。ここ数年は、長めの文章1つと短めの詩や文章に対して、読解問題・作文問題が出題されています。洛北附中に比べ、文章量も多く4~5ページにわたって課題文が与えられています。

また、出題される課題文は、新書を中心に科学・教育・道徳観などをテーマにした評論文や詩から引用されることが多くなっています。 

西京附中の国語の問題で求められている力は大きく分けて3点です。

1点目は「基本的な国語知識」、

2点目は「課題文を正確に捉え、条件に合わせて解答する能力」、

そして3点目が「課題文と関連させて自分の意見を客観的に述べる能力」です。  

「基本的な国語知識」

1点目の「基本的な国語知識」を問う問題では、言葉の使い方に言及した問題、接続語を選択する問題などが出題されています。特に接続語の問題は出題頻度が高いため、よく慣れておくことが必要です。出題形式は選択式がほとんどを占めます。  

「課題文を正確に捉え、条件に合わせて解答する能力」

2点目の「課題文を正確に捉え、条件に合わせて解答する能力」を問う問題では、文の構造について考える問題や、本文内容の言い換え・説明をする問題、理由を問う問題などが出題されています。また、出題形式は大きく分けて選択形式、抜き出し形式、記述形式があります。特に記述形式においては、本文をそのまま書いただけでは解答欄をはみ出したり、字数制限を超えてしまったりすることも多いので、筆者の意見をまとめて自分の言葉で表現する工夫が必要です  

「課題文と関連させて自分の意見を客観的に述べる能力」

3点目の「課題文と関連させて自分の意見を客観的に述べる能力」を問う問題では、「2段落構成で150200で書く」という形式がここ数年で共通しています。また「2つの課題文の共通点を書くこと」、「課題を達成するためにどのようなことができるか」など年度によって異なる指示が出されることもあり、問題で問われている内容を慎重に把握する必要があります。

2.今年の傾向 

今年度の適性をみる検査Ⅰは、大問数が2題、小問数が9問であり、昨年度と比べると大問数が増えましたが、全体の問題数は減少しました。本文の分量については、昨年度と比べ、文章Ⅰの長さはほぼ同量、文章Ⅱ(問題二)の長さは大幅に減少しました。しかし、文章で述べられている抽象的な内容は、受検生にとってなじみの薄い話題であったため、文章レベルは昨年度と比べやや難化したと考えられます。 

文章Ⅰの茂木健一郎『挑戦する脳』は、私たちに身近な「挑戦」について、筆者の経験やそれに対する考察をふまえ、改めて説明した文章でした。 

文章Ⅱも文章Ⅰと同じ文章からの引用であり、筆者の一貫した主張を読み取れるかが作文の問題の出来を分けました。 

今年度は特に、文章の中の「具体」と「抽象」の部分を正確に把握できる力が問われました。作文の問題にも、この力を試す要素が反映されていました。「具体」と「抽象」に関連するのは、上述した3つの力のうち2,3点目の力ですが、今年度の問題はほとんどが2点目の「課題文を正確に捉え、条件に合わせて解答する能力」に関連していました。西京附中の対策といえば3点目の「課題文と関連させて自分の意見を客観的に述べる能力」を鍛えることに重点を置いてしまいがちですが、この力は基本的な読解力、つまり2点目の力と合わせて発展していくものなので、双方バランスよく対策するようにしましょう。 

出題形式に関しては、2つの課題文が全くの同じ出典から出題されたことが大きな変更点であったと言えます。例年はテーマの似ている異なる2つの出典から課題文が選定される傾向にありましたが、今年度は同一の出典から2つの課題文が選定されました。 

また例年、最後の作文の問題以外にも40字前後の記述問題が出題されていましたが、今年度の入試問題では同程度の指定字数で記述させる問題の出題はありませんでした。しかし記述問題の量が減ったわけではなく、選択式の読解問題が一問も出題されていなかったことに加え、H30年度、昨年度では出題のなかった字数指定のない記述問題の出題が2題もあったことから、文章のどこが解答の根拠になるのかを的確に把握し、自分で記述に落とし込む力は例年以上に問われていたと考えられます 

3.難易度について 

西京附中の国語では、例年試験時間に対して課題文の分量が多く、また読解問題の中には解答の根拠となる部分が傍線部と離れていたり、本文中に散らばっていたりする記述問題も少なくないため、難易度は比較的高いと言えます。

そのためか、近年では合格者平均点が50点を下回る年度もありました。今年度の国語の全体の難易度は、課題文の分量が減った一方、文章レベルの難化、問題の答えに対する文章中の根拠を見つけることの難しさを踏まえるとやや難化したといえるでしょう。

知識問題の減少、読解問題の割合の増加をふまえ、普段から与えられる宿題だけではなく、自分から問題集に取り組むなど、記述問題の演習量を積むことがより重要になったと言えます。

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