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【洛北附中 国語】2020年入試_各問題分析

[更新]
2020/06/13
[公開]
2020/06/13
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本記事は洛北・西京附中対策専門塾「洛ゼミ」による洛北附中(洛北高校附属中・洛北中)の2020年入試 国語の問題別分析です。

難易度や解くのに必要な力について各問題ごとに分析しています。

 

大問一 渡辺佑基『進化の法則は北極のサメが知っていた』

(1)本文中の空欄にあてはまる語を考えて答える問題【易】

本文中で慣用句の一部が空欄になっており、そこにあてはまる語を答える問題でした。慣用句の知識を問う出題は過去数年見られませんでした。新傾向ではありますが、基本的な慣用句なので多くの受検生が正解できたでしょう。必ず正答したい問題です。

 

(2)文章の内容にあてはまる説明を選択肢から選ぶ問題【やや易】

マグロ類などが速く泳ぐことができる理由について、筆者の考えを適切に説明した選択肢を選ぶ問題でした。文章の内容にあてはまる説明を選ぶ問題は例年出題されています。答えが傍線部から離れたところにあったため、正しい選択肢を選ぶのがやや難しかったかもしれません。しかし、傍線部の直前にある「私の予想は正しかった!」から筆者の予想を説明した部分を探し、予想の理由(根拠)を見つけることで、正答することができたでしょう。

 

(3)本文中の空欄にあてはまる語を選択肢から選ぶ問題【易】

本文中の4つの空欄に入る熟語をひらがなで書かれた4つの選択肢から選び、漢字に直して答える問題でした。熟語の知識を問う問題は近年毎年のように出題されています。いずれも基本的な熟語なので、日ごろから漢字ドリルなどで練習をして確実に書けるようにしておきましょう。必ず正答したい問題です。

 

(4)傍線部の具体的な内容を考えて説明する記述問題【標準】

傍線部「一見割に合わない奇妙な特徴」が具体的にどのようなことを指しているのかを記述する問題でした。傍線部の内容を問う問題は例年出題されています。
傍線部の近くに答えとなる部分があるため、解答の根拠を見つけるのは容易だったと思われます。しかし、字数を満たすために文章全体の議論をふまえて説明を追加する必要があるため、解答を完成させる際に戸惑った受検生も多かったかもしれません。

 

(5)会話文中の空欄にあてはまる言葉を文章中から選ぶ問題【やや難】

文章の感想について述べた会話文の中で、空欄にあてはまる言葉を文章中から選んで答える問題でした。会話文中の空欄補充問題はH29年度以降ほぼ毎年出題されています。近年新傾向として定着した問題です。研究者である筆者が、どのような思考法や手順で研究を進めたのかを説明した会話文の穴埋めでした。文章全体の内容を理解するのに加えて、別の視点から文章をふかんする必要があるため、確実に適切な言葉をぬき出すのはやや難しかったでしょう。受検生の中で差が付いた問題だといえます。

 

大問二 河野哲也『じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン』

(1)本文中の空欄にあてはまる接続語を選択肢から選ぶ問題【易】

本文中の3つの空欄にあてはまる接続語を4つの選択肢から選ぶ問題でした。接続語の空欄補充問題は毎年のように出題されています。空欄の前後の文章の関係(逆接、理由→結果など)を見ることで正解することができたでしょう。必ず正答してほしい問題です。

 

(2)傍線部の内容の具体例としてふさわしい選択肢を選ぶ問題【やや易】

傍線部「思い込みを排して、ひたすら心理を愛して探求する」について、それを具体的に説明した選択肢を選ぶ問題でした。傍線部の内容を問う問題は例年出題されています。傍線部の内容を二つの段階に分け(思い込みを排す/ひたすら真理を愛して追求する)、両方の段階を具体的に説明している選択肢を選ぶことで容易に正解できる問題でした。傍線部を注意深く読むことが必要だと言えます。必ず正答してほしい問題です。

 

(3)傍線部の後にあげられた具体例と同様の具体例として適切でないものを選ぶ問題【易】

傍線部「たとえば」の後に列挙された具体例と同様の性質の具体例を選択肢から選ぶ問題でした。このような出題は過去数年見られませんでした。具体的な事がらから共通する性質を抜き出す(抽象的にする)ことが求められます。しかし、選択肢の中でひとつだけ全く性質が違うので、ほとんどの受検生が正解できたと思われます。必ず正答してほしい問題です。

 

(4)傍線部の内容の理由を説明する記述問題【やや難】

傍線部で説明されたことの理由を自分で考えて書く問題でした。傍線部の理由を問う問題は例年出題されています。傍線部の直後に2段落にわたって理由の説明があるため解答の候補を探すのは容易ですが、指定字数に収まるように、より重要な内容を見極めて簡潔にまとめる必要がある点では難しかったと思われます。字数制限が厳しいときは、より重要な内容(この場合は2つ目の理由)をぬき出すことと、表現をできるだけ簡潔することを心がけるようにしましょう。解答作成に時間がかかりそうな場合、いったんこの問題を飛ばして最後に解くようにしても良いでしょう。

(5)傍線部の内容を具体的に説明する記述問題【標準】

傍線部「探求と思考によって進む会話」について、具体的に説明する記述問題でした。傍線部の内容を問う問題は例年出題されています。傍線部直後に答えがあるため比較的見つけやすかったでしょう。字数に収まるように文章を多少短くまとめるのがやや難しかったと思われますが、他の受験生と差を付けるためにもなるべく書ききってほしい問題です。

 

大問三 「知識を身につけること」と「考えること」がどちらも大切な理由を説明する長作文【やや難】 

学習する上で「知識を身につけること」と「考えること」がどちらも大切な理由を、具体例(自分の体験や見たり聞いたりした経験)を上げながら説明する問題でした。洛北では例年ひとつのテーマについて理由とともに説明する長作文(H27年度「美しいと思う日本語」H28年度「好きな風景」昨年度「ロボットとコミュニケーションできるか」)が出題されています。しかし今年度は、H30年度(「新しいものを生み出す力とすでにあるものを変える力の2つの力が大切な理由」)と同様に、2つの事がらが必要な理由を説明する長作文が出題されました。来年度以降も2つの事がらについて説明する出題が続く可能性もあるため、1つのテーマについて説明する問題と合わせて対策するようにしましょう。2つの事がらが必要な理由を述べる長作文では、まずそれぞれの事がらごとにそれが必要な理由と具体例を説明するなどの文章の整理がより重要となります。そのため、過去問演習ですでにこの型に慣れていた受検生とそうでない受検生とで大きく差が開いた問題だったと思われます。
また、洛北国語では読解問題が標準的なレベルであるのに対し、作文では多くの字数(361‐450字)で、理由と具体例を明確にして意見を述べることを求めています。このことから、洛北国語で作文が非常に重視されているのは明らかです。合格に近づくために必ず書ききりたい作文でした。

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